ニューヨークの空港 カップルが密室で不可解な尋問 監督の実体験に基づき描く 「入国審査」公開決定

映画スクエア

 スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞で3部門(新人作品賞、新人脚本賞、編集賞)にノミネートされた映画「入国審査」が、2025年8月1日より劇場公開されることが決まった。

 「入国審査」の舞台はニューヨークの空港。入国審査を待つディエゴとエレナの幸せなカップルは、移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。予想外の質問を次々と浴びせられる中、やがてある疑念が二人の間にわき起こる。

 監督・脚本はアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケス。故郷のベネズエラからスペインに移住した時の実体験からインスピレーションを受け、わずか17日間で撮影された低予算作品ながら、SXSW国際映画祭2023に正式出品され、第39回インディペンデント・スピリット賞では新人作品賞・新人脚本賞・編集賞の3部門にノミネートされた。

 特報では、移住のためにニューヨークに降り立ったディエゴとエレナが入国審査でパスポートを見せるが、なぜか「ご同行を」と別室に連れていかれるシーンから、「電源を切って座りなさい」「こちらの質問だけに答えて」と密室での尋問が始まり、鋭い目つきで審査官が「アメリカに来た理由は?」と2人に問う様子などが収められている。

【作品情報】
入国審査
2025年8月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
配給:松竹
© 2022 ZABRISKIE FILMS SL, BASQUE FILM SERVICES SL, SYGNATIA SL, UPON ENTRY AIE

新着コンテンツ