”お金”の本質を問いかける ファンタジックなドキュメンタリー「ロマンチック金銭感覚」東京本公開決定

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”お金”の本質を問いかける ファンタジックなドキュメンタリー「ロマンチック金銭感覚」東京本公開決定

 第17回田辺・弁慶映画祭でフィルミネーション賞を受賞し、東京ドキュメンタリー映画祭2023の長編コンペティション部門で準グランプリを獲得した映画「ロマンチック金銭感覚」が、2025年9月6日より新宿K’s cinemaの東京本公開されることが決まった。

 「ロマンチック金銭感覚」は、普段私たちが何気なく財布に入れている”お金”についての本質を問いかける、ファンタジックなドキュメンタリー。俳優の緑茶麻悠と、映画作家の佐伯龍蔵が共同で監督し、独自の金銭感覚を持つ人々に2人が取材を重ねた映像を、フィクションとして再構築した内容となっている。

 映画監督である龍蔵と麻悠は、働けど働けど常にお金がない貧乏監督コンビ。その理由は売れない自主映画を定期的に作り続けているからだった。生活費も底をついたある日、二人は映画作りには避けて通れない「お金」について考え始める。 そんな夜、突然の来訪者である旅人が2人に、「お金って何ですか?」と問いかける。2人はそれに答えることができない。それから家ではおかしな出来事が起こり始める。突然黄金虫に変身してしまう龍蔵、置いた覚えのない種籾や蜂の巣、鉱石ラジオから傍受した異次元ラジオ、定食屋さんで見る謎のCM。その過程で2人は「地域通貨」という存在に出会い、その実践者に話を聞く。話を聞くうちに、普段何気なく使っている法定通貨の外側に、とてもロマンチックな経済圏があることを認識する。

 佐伯龍蔵監督と緑茶麻悠監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■佐伯龍蔵
劇場公開されてすぐに、作品が家で観られる時代です。この『ロマンチック金銭感覚』も、DVDでは販売しないの?配信ではいつ観れるの?って時々聞かれます。ごめんなさい、予定はありません。ですのでケイズシネマの上映は多くの方のご来場をお待ちしています。

■緑茶麻悠
この映画は絶対AIには作れません。自分の目で見て、自分たちの足で動き、ありったけの時間を使い、感覚を大切にしながら作っていきました。何のために作っているのかわからなくなるくらい没頭した作品です。変てこりんな私たちの作品をぜひ体感しに来てください。

【作品情報】
ロマンチック金銭感覚
2025年9月6日(土)新宿K’s cinemaで東京本公開
配給:まちのレコード
(C)まちのレコード

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