1987年のレバノン・ベイルート ガソリンスタンドで車が大爆発 「ランサム 非公式作戦」本編映像

映画スクエア

 2024年9月6日より劇場公開される、ハ・ジョンウとチュ・ジフンが共演するポリティカル・アクション映画「ランサム 非公式作戦」から、レバノン・ベイルートのガソリンスタンドで起きる出来事を収めた、本編映像が公開された。

 主人公となる外交官・ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、現地でタクシー運転手として働くパンス(チュ・ジフン)の車両に乗り込み、目的地へと向かっていた。給油のために、ガソリンスタンドに立ち寄る二人だったが、マシンガンを持つ兵士が運営、殺気と緊張感にあふれる場所だった。

 兵士からガソリン代として110ドルを請求されたとパンスから告げられたミンジュンが、「高額すぎる」と語りながらも支払いを済ませていると、後列の車両からクランクション音が鳴り響く。後ろを振り返ると、検問兵士の質問に回答をしない不審車両が目に入る。周辺にいた他の兵士数人が、その車両に近づこうとすると、突然大爆発が起こる。パンスはアクセル全開でタクシーを発進させ、その場から退避する。安全地帯へと移動したパンスは「なんてこった」と言いながら戸惑いの姿を見せ、車内のミンジュンも信じられないという表情を浮かべている。

 1987年のレバノン・ベイルートが舞台となる本作だが、当時のベイルートは「中東の真珠」と呼ばれながらも、キリスト教勢力とイスラム教勢力の紛争により戦場となっていた。非常に危険な地域であり、命の危機を感じるほどの大事故が突発的に起きてしまうことが示されている。

 「ランサム 非公式作戦」は、レバノン内戦下のベイルートを舞台とした作品。韓国人外交官が姿を消す事件が発生するも、やがてそれが忘れ去られてしまっていた。しかし現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うために、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、そこで大金を狙った武装組織に襲われてしまう。タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われるたミンジュンは、金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させる。

 ミンジュン役で主演を務めるのは、「チェイサー」「白頭山大噴火」などのハ・ジョンウ。「アシュラ」「ジェントルマン」などのチュ・ジフンがパンスを演じる。監督を務めるのは、「最後まで行く」のキム・ソンフン。

【作品情報】
ランサム 非公式作戦
2024年9月6日(金) 新宿バルト9 ほか全国ロードショー
配給:クロックワークス
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