ディーヴァ・カッセル ランジェリー姿で湖に飛び込む大胆な姿 「美しい夏」本編映像

映画スクエア

 2025年8月1日より劇場公開される、イタリア文学界の最高峰と言われるストレーガ賞を受賞したチェーザレ・パヴェーゼが1940年に執筆した同名小説の映画化作「美しい夏」から、本編映像の一部が公開された。

 公開されたのは、田舎から出てきた16歳の少女ジーニアの前に、3歳年上で美しいアメーリアが初めて姿を現すシーン。ジーニアが兄やその友人たちと湖畔でピクニックをしていると、ボートに乗ったアメーリアが現れ、突然ランジェリー姿で湖に飛び込み、彼らの元へ泳いでくる。華麗で大胆な登場に場が沸き立つなか、ジーニアはそんなアメーリアに目を奪われる。アメーリアから「タバコ、持ってる?」と問われたジーニアは、「吸わないの」と答えるのに精一杯だった。

 アメーリアを演じたのは、俳優モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルを両親に持つディーヴァ・カッセル。パリで育ち、14歳でドルチェ&ガッバーナのキャンペーンモデルに抜擢されて以降、ディオールのアンバサダーなど世界的ブランドの顔を務めてきた。幼少期から演技のレッスンを重ね、本作で満を持してスクリーンデビュー。現在、ルキノ・ヴィスコンティの名作映画のリメイクで、クラウディア・カルディナーレが演じた役を再演したNetflixリミテッドシリーズ「山猫」が配信中のほか、「オペラ座の怪人」リメイクへの出演も発表されている。

 さらに、本作の監督ラウラ・ルケッティと、主演のイーレ・ヴィアネッロ、ディーヴァ・カッセルによるインタビュー映像も公開された。主演の二人について問われたルケッティ監督が、「夢のキャストです!」と語る様子などが収められている。

 「美しい夏」の舞台は1938年のイタリア。田舎からトリノに出て、お針子として洋裁店で働く16歳の少女ジーニアは、3つ年上の美しく自由なアメーリアと出会う。画家のモデルとして生計を立てる彼女によって芸術家たちが集う新たな世界への扉を開かれ、ジーニアは大人の階段を上り始める。思春期真っただ中のジーニアと、既に自立した女性としてたくましく生きるアメーリアの2人は、互いの姿に自分の未来や過去を映しながら、徐々に惹かれ合っていく。

 監督を務めるのは、繊細な映像美と情緒的な語り口で知られるイタリアの女性監督ラウラ・ルケッティ。ジーニア役を「墓泥棒と失われた女神」のイーレ・ヴィアネッロ、圧倒的な美とカリスマを放ち観客の目をくぎ付けにするアメーリア役をディーヴァ・カッセルが務める。

【作品情報】
美しい夏
2025年8月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:ミモザフィルムズ
©2023 Kino Produzioni, 9.99 Films

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