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Yesterday (2019) - Help! Scene (8/10) | Movieclips
ジャック・マリックは、プロのミュージシャンを目指している、映画「イエスタデイ」の登場人物。音楽教師をやめて、スーパーで働きながらミュージシャンを目指している。幼なじみで数学教師のエリーがマネージャーで、代表曲は「サマーソング」。まったく売れる見込みがなく、音楽教師に戻ろうと思っているがエリーからは続けるように言われている。ある夜、世界的大停電の時に交通事故にあい、自慢のヒゲをそられ、前歯を2本折る。そして、ビートルズの存在がこの世から消えてしまっていることに気づく。
ビートルズの曲を思い出し、自分の曲としてイベントやレストランで演奏する。曲を聞いたギャビンが気に入り、レコーディングをさせてくれる。出演したテレビで歌う姿を見たミュージシャンのエド・シーランが気に入り、ツアーの前座として帯同させてくれることになる。さらに、エドのマネージャーのデブラに見込まれ、ロサンゼルスでレコーディングをすることになる。故郷を離れる前には、エリーから愛を打ち明けられる。
ビートルズのメンバーの故郷であるリバプールにまつわる曲の歌詞が思い浮かばず、リバプールを訪れて曲にゆかりのある場所を巡って思い出そうとする。リバプールまでジャックに会いに来たエリーとデートをするが、一夜限りの関係を望まないエリーは去っていく。他人の曲を自分の曲と偽っていることに罪悪感を抱きながらも、アルバムの発表を地元のホテルの屋上で行い、「ヘルプ!」を熱唱する。屋上でのライブのあと、ビートルズを覚えているリズとレオの2人と会い、ビートルズの曲をよみがえらえてくれたことに感謝を述べられる。
悩む姿を見たリズから住所を渡され、ビートルズではない人生を送って今も生きているジョン・レノンと会い、ジョンから愛する人に愛を告げるように言われる。エドのライブのあとに飛び入り参加し、自分が歌った曲はビートルズが作ったことを明かし、すべてを無料で配信することを発表。さらに、多くの観客の前でエリーに愛を告げる。その後、音楽教師に戻り、エリーと結婚して2人の子どもの親となったことが描かれる。
ジャック・マリックを演じているのは、イギリスの俳優であるヒメーシュ・パテル。公開時29歳頃。同時期の出演作には、「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」(2019)などがある。劇中の歌はパテル自身が歌っている。