ドクター・ストレンジ

公開年: 2016年
製作国: アメリカ
監督: スコット・デリクソン
出演: ベネディクト・カンバーバッチ、ティルダ・スウィントン、マッツ・ミケルセン

「ドクター・ストレンジ」は、同じ世界観で描かれるMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の14作目で、同名のマーベル・コミックの実写映画化作品。

サターン賞の「コミック映画賞」「助演女優賞＝ティルダ・スウィントン」を受賞し、「監督賞」「脚本賞」「男優賞＝ベネディクト・カンバーバッチ」「音楽賞」「プロダクション・デザイン賞」「衣装賞」「メイクアップ賞」「特殊効果賞」にノミネートされた。アカデミー賞では「視覚効果賞」にノミネートされた。

興行的には、北米で2.3億ドルを超える興行収入となり、2016年公開作の13位となった。日本では18億円を超える興行収入となり、2017年の洋画の14位となった。

天才外科医

古い図書館に現れた魔術師のカエシリウスが、カリオストロの書のページを破って持っていこうとする。カエシリウスの前に、エンシェント・ワンと呼ばれる魔術師が立ちはだかる。町へと逃げるカエシリウスを追うエンシェント・ワンだったが、逃げられてしまう。一方ニューヨークの優秀な神経外科医であるドクター・ストレンジは、かつて付き合っていたクリスティーンと一緒に、脳にとどまる銃弾を摘出する難しい手術を成功させる。

シーン 1 ドクター・ストレンジ

自分勝手なストレンジ

天才的な神経外科医であるストレンジは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「S・・・hining Star」を流しながら手術をしている。手術の途中では、アシスタントが「チャレンジタイム」として流した曲をチャック・マンジョーネの「Feels So Good」と言い当てるなど音楽に造詣が深い。手術の後、元恋人で同僚のクリスティ・・・

交通事故

高級車で講演会場に向かうストレンジは、送られてきたカルテに気を取られて事故を起こす。目を覚ましたストレンジは、神経の損傷によって自分の両手が震えて自由に動かないことに気づく。さまざまな治療法やリハビリを行うものの良くならずにいら立つストレンジは、クリスティーンにひどい態度を取る。ストレンジは下半身のマヒから回復したパングボーンと会い、ネパールのカトマンズにあるカマー・タージで“師匠”によって肉体の自由を取り戻した話を聞く。

カマー・タージへ

カトマンズにやって来たストレンジは、モルドという男に声をかけられ、カマー・タージへと連れて行かれる。そこに姿を現したエンシェント・ワンは、パングボーンは精神の働きによって歩けるようになったと話すものの、ストレンジは信じない。エンシェント・ワンによってアストラル・ディメンションに連れて行かれたストレンジは、エンシェント・ワンの言葉を信じるようになる。