アイアンマン3

公開年: 2013年
製作国: アメリカ
監督: シェーン・ブラック
出演: ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ガイ・ピアース、ベン・キングズレー

「アイアンマン3」は、大ヒットシリーズ「アイアンマン」の第3作で、同じ世界観の中で物語が展開する「MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）」シリーズの作品でもある。MCUにおいては、前作「アベンジャーズ」(2012)までがフェーズ1と位置づけられ、「アイアンマン3」からはフェーズ2となる。

「アベンジャーズ」で異世界の生物チタウリとの戦いを経験したことで、不眠症とパニック障害に悩まされるトニーが、新たな敵に立ち向かう。

サターン賞の最優秀コミック映画賞、最優秀男優賞（ロバート・ダウニー・ジュニア）、最優秀助演男優賞（ベン・キングズレー）を受賞するなどの評価を受けた。アカデミー賞では、特殊効果賞にノミネートされた。興行的には大ヒットとなり、北米で4億ドル（2013年の2位）、世界では12億ドルを超える興行収入を上げた。日本では25億円を超える興行収入となり、2013年の洋画の6位となった。

1999年の大みそか

1999年の大みそか、スイスのベルン。AIMという組織のリーダーで、トニー・スタークと植物学者のマヤ・ハンセンに話しかけたアルドリッチ・キリアンは、トニーから屋上で待つように言われるものの、トニーはそのことを忘れて約束をすっぽかす。マヤと一夜の関係を持ったトニーは、マヤが進めるエクストリミスの研究についてアドバイスのメモを残す。

「アベンジャーズ」の後遺症

現在。謎の男マンダリンが率いるテロリスト集団が爆破テロを続け、電波ジャックによって大統領に警告の映像を送る。トニーは新しいアーマーを開発する一方で、「アベンジャーズ」での戦いの後遺症で不眠症となり、時折パニック発作を起こすようになっている。スターク・インダストリーズ社長のペッパーの元にキリアンが訪れ、脳の未使用域を活性化させるエクストリミスの実用化の協力を求められるが、兵器への応用を懸念したペッパーは断る。

シーン 1 アイアンマン3

マーク42の装着テスト

「アベンジャーズ」(2012)で異世界の生物であるチタウリとの戦いを経験したトニ・・・ーは、ショックから不眠症となっていた。眠れない夜を、トニーは新しいアイアンマン・アーマーの開発に費やしていた。「アベンジャーズ」ではマーク7だったアーマーは、マーク42まで作られている。マーク42のテストを行うトニー。相棒の人工知能であ・・・

シーン 2 アイアンマン3

マンダリンの犯行声明

テロ組織「テンリングス」の頭領であるマンダリンが、テレビの電波をジャックしてクウ・・・ェートの米軍基地を攻撃したこと映像で発表する。マンダリンは、1864年にコロラド州のサンドクリークで善良なシャイアン族の戦士が狩りに出かたあとに、残された家族を白人が襲って殺した話をする。また、チャイニーズシアターで爆発が起こった時にも・・・

爆発に巻き込まれるハッピー

キリアンを怪しんだ警備責任者のハッピーは、キリアンの部下であるサヴィンが男にブリーフケースを渡すのを見る。ブリーフケースの中身を奪おうとしたハッピーだったが、サヴィンに見つかってしまう。男がブリーフケースに入った薬を吸入すると、体が爆発してしまう。ハッピーは爆発に巻き込まれて重体となる。マンダリンが犯行声明を発表し、トニーはマンダリンを倒すことを決意する。