ゴッドファーザーPART III

公開年: 1990年
製作国: アメリカ
監督: フランシス・フォード・コッポラ
出演: アル・パチーノ、アンディ・ガルシア、ソフィア・コッポラ、ダイアン・キートン、タリア・シャイア

「ゴッドファーザーPART III」は、前作から16年を経て製作されたシリーズ3作目となる作品。年を重ねたマイケルが、過去に犯した罪を償おうとする姿が描かれる。監督のフランシス・フォード・コッポラによれば、「3部作」ではなく、マイケルの晩年を描いたエピローグとして製作されたという。

アカデミー賞の「作品賞」「助演男優賞＝アンディ・ガルシア」「監督賞」「撮影賞」「歌曲賞」「美術賞」「編集賞」の7部門にノミネートされたが、無冠に終わった。一方、ゴールデンラズベリー賞では、メアリーを演じたソフィア・コッポラが、ワースト助演女優賞とワースト新人賞に選ばれた。

興行的には、アメリカで6,600万ドルを超える興行収入となり、1990年公開作の17位となった。日本では12億円を超える配給収入を上げ、1991年の洋画の6位となった。

叙勲式

1979年。ニューヨークに移り住んだマイケル・コルレオーネは、ローマカトリック教会から叙勲を受けることになり、息子のアンソニーと娘のメアリーに叙勲式に来てくれるように頼む。叙勲式後のパーティでは、マイケルの妹であるコニーが歌を歌い、元妻のケイも姿を現す。またメアリーは、8歳の時に会ってから顔を合わせていなかった、いとこのヴィンセントにあいさつをする。

アンソニーの意思

パーティでは、ヴィトー・コルレオーネ財団の理事長として、メアリーが1億ドルを教会に寄付する。さらに、ジョニー・フォンテーンが現れて歌を披露する。マイケルと再会したケイは、息子のアンソニーが法律の大学をやめて音楽の道に進みたがっている話をする。反対するマイケルだったが、アンソニーは意思を変えない。マイケルは仕方なく認める。

シーン 1 ゴッドファーザーPART III

ケイに説得されるマイケル

1979年。ニューヨークに移り住んだマイケル・コルレオーネは、ローマカトリック教・・・会から叙勲を受けることになり、息子のアンソニーと娘のメアリーに叙勲式に来てくれるように頼む。叙勲式後のパーティでマイケルと再会したケイは、2人の息子であるアンソニーが法律の大学をやめて音楽の道に進みたがっている話をする。反対するマイケルだっ・・・

ヴィンセントとザザ

パーティは続く。父の代から付き合いのあるドン・アルトベッロが、ヴィトー・コルレオーネ財団に100万ドルの寄付を申し出る。コルレオーネ家から受け継いだニューヨークの縄張りを仕切るジョーイ・ザザは、ヴィンセントへの不満をマイケルに申し出る。部屋に呼ばれたヴィンセントは、ザザがマイケルへの不満を漏らしていると語る。仲直りをするように命じるマイケルだったが、ヴィンセントはザザの耳に噛みついてしまう。マイケルはヴィンセントを自分の近くで働かせることにする。