駒井蓮 父役・豊川悦司は「本当のお父さんのように接してくれました」 「いとみち」舞台挨拶

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駒井蓮 父役・豊川悦司は「本当のお父さんのように接してくれました」 「いとみち」舞台挨拶

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 6月26日より劇場公開がスタートした、津軽三味線が得意な高校生の相馬いとを描いた映画「いとみち」の初日公開記念舞台挨拶が、26日に都内で開催され、津軽三味線の演奏シーンを演じきった主演の駒井蓮(青森県平川市出身)を始め、豊川悦司、横田真悠、中島歩、古坂大魔王(青森市出身)、弘前のダンス&ボーカルユニット「りんご娘」ののジョナゴールド、横浜聡子監督(青森市出身)が登壇した。

 9カ月間の猛練習の末に津軽三味線の演奏シーンに挑んだ駒井。「すごく難しくて、途中でやめてやろうと思ったときもありました。でもなんとか諦めずにできた」と撮影を振り返り、父親役の豊川から「演奏シーンは三味線の熱量がガンガン響いてきた。音楽の力、音色の強さ、それに改めて驚きました」と称賛されると、「照れます。豊川さんは本当のお父さんのように接してくれました」と喜ぶ姿を見せた。

 地元・青森を舞台にするのはこれで4度目の横浜監督は「青森は人も優しく、どこを歩いても面白い。撮影時期もリンゴの季節だったので、どこを切り取っても絵になった。その景色をそのまま飾らず、ナチュラルな形で撮ろうと思った」と、こだわりを明かしていた。

 また、出演者の一人である黒川芽以からはビデオレターが届いた。「(駒井の)役なのか自分自身なのかわからないくらい頑張る姿を間近で見ていたので、撮影中はずっと応援したい気持ちでいました」と黒川から打ち明けられた駒井は、「私が主演とはいえども、皆さんに支えていただいた。それをふと思い出しました」と、感極まる姿を見せていた。

 最後に主演の駒井があいさつ。念願の全国公開に「すてきな方々と作り上げることのできた作品。青森を舞台にした映画ではありますが、どの故郷にもあるような景色が映っている映画。全国公開を機に大きく広がるように頑張ります」と、大ヒットへの期待を込めていた。

 「いとみち」は、津軽三味線が得意な青森・弘前市の高校生の相馬いとを主人公とした作品。駒井蓮がいとを、豊川悦司が父親を演じている。強い津軽弁のなまりにコンプレックスを持ついとが、一大決心をして津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、祖母、父、バイト仲間たちに励まされて成長していく姿を描く。越谷オサムによる同名の青春小説を原作とし、舞台となった青森県の津軽地方でロケ撮影された。第16回大阪アジアン映画祭では、グランプリと観客賞のダブル受賞を果たした。

駒井蓮 父役・豊川悦司は「本当のお父さんのように接してくれました」 「いとみち」舞台挨拶

【作品情報】
いとみち
公開中
配給:アークエンタテインメント
(C)2021『いとみち』製作委員会

  • 作品

いとみち

公開年 2021年
製作国 日本
監督  横浜聡子
出演  駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、ジョナゴールド
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