初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド「メイヘム」を描いた映画「ロード・オブ・カオス」の、予告編が公開された。
「ロード・オブ・カオス」は、「ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史」を原作に、悪魔崇拝主義（サタニズム）を標榜し、過激なライヴパフォーマンスと死化粧（コープスペイント）で注目を集めたバンド「メイヘム」の狂乱の青春を描いた作品。バンドリーダーである主人公のユーロニモスをマコーレー・カルキンの実弟であるロリー・カルキン、ヴォーカルのデッドをヴァル・キルマーの息子であるジャック・キルマーが演じている。18歳未満の入場・鑑賞を禁止する「R18+」指定で公開される。
公開された予告編では、音楽と酒に明け暮れていたバンドに、ベーシストのヴァーグが加入したことで、すべてが変わっていくことが描かれている。ヴァーグは教会に放火して逮捕され、ヴォーグの行動はバンドのメンバーに影響を与えていく。
映画の公開にあわせて、絶版となっている原作「ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史」の復刊も決定。原作では、多数の関係者や専門家への取材をふまえつつ、音楽的な歴史からオカルト/悪魔崇拝の歴史、北欧における異教信仰やナショナリズムのあり方など、「メイヘム」をめぐる社会的・文化的・心理学的な背景が探られている。
ロード・オブ・カオス
2021年3月26日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてロードショー 以降順次公開
配給：AMG エンタテインメント、 SPACE SHOWER FILMS
©2018 Fox Vice Films H oldings, LLC and VICE Media LLC
R18+
