豊川悦司、「八甲田山」の軍歌を突然歌い出す 「いとみち」本編映像公開

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 劇場公開中の、津軽三味線が得意な高校生の相馬いとを描いた映画「いとみち」から、豊川悦司演じる父・耕一が突然歌い出すシーンの、本編映像が公開された。

 公開された本編映像は、いと(駒井蓮)と祖母(西川洋子)がテレビを見ていると、食卓のテーブルに座る耕一が突然軍歌「雪の進軍」を歌い出すシーン。祖母から何の曲か聞かれた耕一は、映画と同じ青森が舞台の映画「八甲田山」で使われていた歌と説明する。すると、歌が気に入ったのか、祖母も手拍子を合わせ始めるというシーンになっている。

 本編映像とともに公開された、映画館「ユーロスペース」の北條誠人支配人との対談で、横浜監督は「アドリブではなく脚本にはじめから入れました。私の父がよく突然歌い出したりしていたので、そんなことを思い浮かべて」と本シーンについて語っている。

 横浜監督と北條支配人の対談は、オンライン・コミュニティ「ミニシアタークラブ」で見られる。対談の編集版は、ミニシアタークラブのYouTube公式チャンネルで公開されている。

 「いとみち」は、津軽三味線が得意な青森・弘前市の高校生の相馬いとを主人公とした作品。1年がかりで津軽三味線を特訓した駒井蓮がいとを、豊川悦司が父親を演じている。強い津軽弁のなまりにコンプレックスを持ついとが、一大決心をして津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、祖母、父、バイト仲間たちに励まされて成長していく姿を描く。越谷オサムによる同名の青春小説を原作とし、舞台となった青森県の津軽地方でロケ撮影された。第16回大阪アジアン映画祭では、グランプリと観客賞のダブル受賞を果たした。

豊川悦司、「八甲田山」の軍歌を突然歌い出す 「いとみち」本編映像公開

【作品情報】
いとみち
公開中
配給:アークエンタテインメント
(C)2021『いとみち』製作委員会

  • 作品

いとみち

公開年 2021年
製作国 日本
監督  横浜聡子
出演  駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、ジョナゴールド
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