「ヤクザ」をテーマに変わりゆく3つの時代に生きる男たちを描いた映画「ヤクザと家族 The Family」の主題歌に、King Gnuの常田大希さん（写真右）が率いるバンド「millennium parade」の書き下ろし曲「FAMILIA」が決まった。あわせて、「FAMILIA」も使用されている予告編が公開された。
「ヤクザと家族 The Family」は、1999 年、2005 年、2019 年の変わりゆく3つの時代を舞台に、ヤクザという生き方を選んだ男たちの物語が展開される壮大な作品。ヤクザの主人公・山本を綾野剛さん（写真中央）が演じている。また、山本に手を差し伸べる柴咲組組長の柴咲を、ヤクザ役は43 年ぶりとなる舘ひろしさんが演じ、第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した「新聞記者」の藤井道人さん（写真左）が監督を務めている。
藤井監督にmillennium paradeを提案したのは綾野さんで、綾野さんは「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、（常田）大希しかいなかった」と語っている。
オファーを快諾した常田さんは、映像を観て約 1 週間という短期間でデモを作り上げ、「やばいのできた」と綾野さんに報告したという。曲について綾野さんは、「傑作、FAMILIA。恐ろしい曲が生まれた」と賛辞を送り、藤井監督は「いつもどこか心残りに思いながら次こそと思って生きてきたけど、もう思い残すことはない」と、歌詞を引用して感謝の気持ちを語っている。
予告編では、14年もの年月をへて刑務所から出所したものの、暴対法によって衰退した柴咲組を目の当たりにした山本が、家族と生きていくためにヤクザの世界から足を洗おうとする姿に、「FAMILIA」のメロディーが重なる内容になっている。
ヤクザと家族 The Family
2021年1月29日（金） 全国公開
配給：スターサンズ／KADOKAWA
公式サイト：https://yakuzatokazoku.com/
©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
