ファン・ジョンミンがはげ頭の劇的変身 クーデターを決行する男に 「ソウルの春」キャラ予告

映画スクエア

 2024年8月23日より劇場公開される、韓国で2023年の年間観客動員数第1位を記録した映画「ソウルの春」の、キャラクター予告が公開された。主役級の俳優陣の姿が切り取られている。

 「人間という動物はだな、強いものに導かれたいと思っている」と言い放ち、大韓民国大統領暗殺後に、新たな独裁者として君臨すべくクーデターを決行するチョン・ドゥグァン保安司令官を演じたのはファン・ジョンミン。はげ頭という劇的な変身を遂げている。一方の、保安司令部の不穏な動きを察知し「先にソウルに進軍し、反逆者を叩き潰す」と部下を鼓舞する首都警備司令官イ・テシン役にはチョン・ウソン。反乱軍を前に「撃ち殺せ」と命ずるその鬼気迫る表情を見せる。

 イ・テシンに首都警備司令官を命じる陸軍参謀総長チョン・サンホに名優イ・ソンミン、チョン・ドゥグァンに「人事にあなたの許可が必要ですか?」と厳しく向き合う様子も切り取られている。また、チョン・ドゥグァン保安司令官を支える第9師団長ノ・テゴン役にドラマ「夫婦の世界」のパク・ヘジュン、イ・テシンとともに首都圏防衛の責任を担う憲兵監のキム・ジュニョプ役に「悪いやつら」などのキム・ソンギュン、さらに、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク、チョン・ドンファン、キム・ウィソン、ユ・ソンジュ、アン・ネサン、チェ・ビョンモ、パク・フン、キム・ソンオ、アン・セホらが顔をそろえている。

 「ソウルの春」は、「粛軍クーデター」「12.12軍事反乱」などとも言われる、韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描いた作品。1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき、“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。

 「パラサイト 半地下の家族」などを上回る1,300万人以上の観客動員を記録し、コロナ禍以降の劇場公開作品としては1位(2024年3月末日現在)となるメガヒットとなった。監督を務めたのは、「アシュラ」などのキム・ソンス。同作でもタッグを組んだ2大スタ―、ファン・ジョンミンとチョン・ウソンが主演している。

ファン・ジョンミンがはげ頭の劇的変身 クーデターを決行する男に 「ソウルの春」キャラ予告

【作品情報】
ソウルの春
2024年8月23日(金)新宿バルト9ほか全国公開
配給:クロックワークス
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