中国における結婚の現状に問題提起 10年愛描くリアルな恋愛映画 「あなたがここにいてほしい」公開決定

映画スクエア

 中国で興行収入65億円を突破するヒットとなった恋愛映画「あなたがここにいてほしい」が、7月22日より劇場公開されることが決まった。

 「あなたがここにいてほしい」は、2億人以上のユーザーを持つ中国最大のソーシャル・カルチャー・サイト「ドウバン(豆瓣)」で2013年に大反響を呼んだ、ある投稿から生まれた“愛”の物語。投稿された“與我十年長跑的女友明天要嫁人了”(十年間一緒にいた彼女は、明日他人の嫁に行く)は、3650日=10年におよぶ愛をつづった物語だった。愛しあう二人がともに助け合いながら一生懸命に生活しながらも、金銭やマイホームなどさまざまな問題がふりかかる内容は、純愛だけではなく中国における結婚の現状に対して問題提起をしており、多くの共感を呼んだ。

 そんな社会現象になった投稿の映画化に名乗りを上げ、本作のプロデューサーを務めているのは、長年にわたり中華圏で活躍している台湾出身のプロデューサー、監督、脚本家のチェン・クォフー。クォフーは、いい作品を作りたいという思いから脚本に時間をかけ、最終的に8年をかけて本作を完成させた。監督は、配信ドラマ「マイ・ハックルベリー・フレンズ」のシャー・モーが務めている。

 主人公のリュー・チンヤンを「流転の地球」「晩媚と影~紅きロマンス~」のチュー・チューシアオ、恋人のリン・イーヤオを映画初主演となるチャン・ジンイーが演じている。また、映画「天使の涙」で知られる女優のカレン・モクが、主題歌「empty world」を歌っている。

中国における結婚の現状に問題提起 10年愛描くリアルな恋愛映画 「あなたがここにいてほしい」公開決定

【作品情報】
あなたがここにいてほしい
2022年7月22日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
配給:リスキット

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