顔のない女性、死体がぶら下がる部屋 R-15 指定の衝撃を表現 映画「返校」WEB限定予告公開

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 7月30日より劇場公開される、台湾の大ヒットホラー・ゲームの映画化作で、白色テロ時代の台湾の学校を舞台にしたダークミステリー映画「返校 言葉が消えた日」の、WEB限定予告映像が公開された。劇場で流れている通常の予告編とはテイストが異なり、「R-15+」指定された本作の衝撃を感じさせる、緊迫感あふれる内容となっている。

 公開されたWEB限定予告映像は、雨音が聞こえるだけの暗闇の教室で目を覚ます、主人公のファン・レイシンの姿から始まる。ロウソクに火を灯して、稲妻が鳴り響く廊下を歩くファンは、秘密の読書会のメンバーである男子学生のウェイ・ジョンティンに声をかけられる。そして、顔のない女性の姿、不気味な何者かに襲われる読書会の仲間、死体がぶら下がる部屋、麻袋を被った生徒が並んで拍手をしている体育館が描かれ、「国に殺される!」という声が響きわたる。最後は、息を潜めるファンとウェイを、何者かが少しずつ追い詰めていく様子が描かれている。

 「返校 言葉が消えた日」は、2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化作品。「悲情城市」「牯嶺街少年殺人事件」でも舞台となった、30年に及んだ白色テロ時代(中国国民党政府が反体制派に対して行った政治的弾圧)という、台湾の負の時代を描いている。第56回金馬奨では主要12部門にノミネートされ、最優秀新人監督賞を含む最多5部門を受賞。2019年の台湾映画でナンバー1の大ヒットとなった。

顔のない女性、死体がぶら下がる部屋 R-15 指定の衝撃を表現 映画「返校」WEB限定予告公開

【作品情報】 
返校 言葉が消えた日
2021年7月30日 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:ツイン
©1 Production Film Co. ALL RIGHTS RESERVED.
R-15+

  • 作品

返校 言葉が消えた日

公開年 2019年
製作国 台湾
監督  ジョン・スー
出演  ワン・ジン、ツォン・ジンファ、フー・モンボー、チョイ・シーワン、チュウ・ホンジャン
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