野田洋次郎 劇伴音楽・主題歌を担当 「一生自分にとって誇りになる作品」 「パレード」インタビュー映像

映画スクエア

 2024年2月29日よりNetflixで独占配信される、藤井道人監督、長澤まさみ主演の映画「パレード」から、劇伴音楽を担当し、主題歌「なみしぐさ」も書き下ろした野田洋次郎のインタビュー映像が公開された。

 野田と本作でメガホンをとる藤井監督は、「余命10年」からの盟友で、本作の企画段階から藤井監督のラブコールによって主題歌が実現したという。野田は、「監督に対する信頼と愛がないと劇伴は出来ない。監督をどれだけ喜ばせるられるかな?感動させられるかな?ということを第一に考えているので、そう思える人とじゃないと出来ないからこそ、藤井君はそういう人」と、自身が映画音楽を手掛ける上で大切にしているポリシーや、監督との相思相愛な関係性を明かしている。

 また、「すごくかけがえのない作品に出会えた。その一部になれた事が誇らしかった」とも振り返り、「これは誰にも任せたくなかったと思ったし、俺以外の誰がこの音楽作るんだよって出来上がった時に思ったし、これは一生自分にとっての誇りになる作品」と作品への思いをにじませている。

 「パレード」は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への思いを描く愛の物語。がれきが打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった一人息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会い、自分が亡くなったと知る。未練を残してこの世を去ったため、まだ“その先”に行けず、さまざまな理由からこの世界にとどまっていたのだった。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、それぞれの心に触れていく。

 監督を務めるのは、「余命10年」「最後まで行く」などの藤井道人。主人公の美奈子を「海街diary」「MOTHER マザー」などの長澤まさみが演じ、死を自覚して絶望した人間が運命を受け入れ、周囲や遺された人々を包み込む慈愛を発揮していく演技を見せる。坂口健太郎が穏やかななかにも哀愁を漂わせる文学青年アキラ役、横浜流星がヤクザ役、寺島しのぶと田中哲司がスナックのママ・かおりと元銀行員の田中役、リリー・フランキーがちゃらんぽらんだが人間味にあふれる映画プロデューサー役、森七菜が絶望した女子高生・ナナ役を務める。

野田洋次郎 劇伴音楽・主題歌を担当 「一生自分にとって誇りになる作品」 「パレード」インタビュー映像

【作品情報】
Netflix映画『パレード』
Netflixにて独占配信中

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