高速道路で詐欺をして暮らすホームレス一家 裕福な社長夫婦との出会い 「高速道路家族」予告

映画スクエア

 2023年4月21日より劇場公開される、「太陽を抱く月」のチョン・イルと「ガール・コップス」のラ・ミランがダブル主演する映画「高速道路家族」の、予告映像が公開された。

 予告映像では、高速道路のサービスエリアで、ホームレス一家の父親であるギウが、2万ウォンを借りようと次々にやって来た人々に声をかけ、ヨンソンから金を受け取る場面が切り取られている。ギウが同じように他の人からもお金を借りているのを目撃したヨンソンは、警察に通報。ギウは詐欺の疑いで勾留されることになる。ギウを失い、行き先もなく警察署の前で座り込む妻と幼い2人の子供たち。ヨンソンは彼女たちを放っておけず、「うちに来る?」と家に招き入れる。だが、この2つの家族の出会いが、想像を絶する人生の始まりとなることが描かれている。家族を奪われたギウの取り乱した様子や、「俺たち家族だろ」という叫び声も収められている。

 あわせて解禁されたメインビジュアルでは、次のサービスエリアを目指すように、4人で列になって高速道路を並んで歩く、荷物を担いだギウ一家の様子が切り取られている。「幸せにしたい。ただそれだけだった。」というコピーや空に光る稲妻が、ただならない展開が待ち受けていることを表現している。

 ヨンソンを演じたラ・ミランのコメントも公開された。ラ・ミランは、「台本を読み、新鮮でたくさんの魅力がつまった宝石箱のような作品でした。そして今の私に必要な役だったので出演を即決しました。完成した作品も見ましたが、見ているといつの間にか思わず胸の中が熱くなる作品です。何かを感じさせる力のある映画になったと思います」と語っている。

 「高速道路家族」は、ホームレスの一家と裕福な訳あり夫婦という2つの家族が出会うことから起こるスリラー。高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのないはずの訪問者にお金を借りながら食いつないでいるギウ(チョン・イル)と3人の家族。ある日ギウの一家は、すでにお金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と再会。ヨンソンは、ギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジクス(キム・スルギ)を家へ連れ帰り、一緒に暮らすことになる。一方のギウは家族を取り戻そうとする。そんな相反する二つの家族の出会いが、とんでもない結末を迎える。

 ホームレス一家の父親ギウ役を演じるのは、「太陽を抱く月」「ポッサム ~愛と運命を盗んだ男~」などに出演し、本作が7年ぶりのスクリーン復帰となるチョン・イル。サービスエリアでギウ一家と偶然出出会う経営者のヨンソン役を、「正直政治家 チュ・サンスク」「国際市場で逢いましょう」「ガール・コップス」などのラ・ミランが務めている。イ・ジェヨン監督に師事してきた、新鋭イ・サンムン監督がメガホンをとった。

高速道路で詐欺をして暮らすホームレス一家 裕福な社長夫婦との出会い 「高速道路家族」予告

【作品情報】
高速道路家族
2023年4月21日(金)シネマート新宿ほか全国順次公開
配給:AMGエンタテインメント
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