SUPER BEAVER・渋谷龍太 スピッツ「楓」カバーに参加 「スピッツは特別な存在」 映画「楓」

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SUPER BEAVER・渋谷龍太 スピッツ「楓」カバーに参加 「スピッツは特別な存在」 映画「楓」

 2025年12月19日より劇場公開される、スピッツによる同名楽曲を原案とした映画「楓」の、劇中歌「楓」のカバーアーティスト第二弾として、SUPER BEAVERの渋谷龍太の参加が発表された。

 2020年4月にメジャー再契約を果たし、2021年7月には「名前を呼ぶよ」が映画「東京リベンジャーズ」の主題歌に起用され、その後も数々のドラマやアニメ、映画の主題歌などを手掛けているSUPER BEAVER。そのボーカルとして、力強くも繊細な歌声で多くのファンを魅了する渋谷龍太は、俳優、執筆活動も行うなど、音楽シーンの枠を超えて表現を続けている。

 スピッツの名曲「楓」を原案に、双子の弟・恵を失くして弟のフリをする涼(福士蒼汰)と、亡くなった恵の恋人で涼を恵だと思い込む亜子(福原遥)を描く本作では、さまざまな「楓」が本編を彩る演出が取り入れられている。物語の重要な部分に「楓」の楽曲が寄り添うことで、歌詞とメロディーがシーンとリンクし、観客の感情に語りかける。第一弾としてシンガーソングライターの十明の参加が発表されていた。12月17日に、十明や渋谷龍太によるカバー楽曲、すべての原点とも言えるスピッツの「楓」が収録されたオリジナル・サウンドトラックの発売も決定している。

 SUPER BEAVERの渋谷龍太が歌う劇中歌「楓」のレコーディング風景も収めたフィーチャレット映像も公開された。映像では渋谷が、「僕の中でスピッツは凄く特別な存在です」と、噛みしめるように語る姿を見せている。自身が大のスピッツファンであることも公言しており、“スピッツ愛”が言葉の随所に現れるなか、「常に自分の日常の中に“スピッツ”があったから、嬉しい気持ちとプレッシャーが半々。ガクガク震えながらオファーを受けさせていただきました」と、深い敬意とともに、だからこそ抱く緊張感についても明かしている。

 「楓」は、スピッツの名曲「楓」から誕生したラブストーリー。須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味である天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし、実は1カ月前に、恵はニュージーランドの事故でこの世を去っており、双子の兄・須永涼が弟のフリをしていたのだった。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼なじみの梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っすぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大切な人になっていた。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった。

 多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲が監督を務め、福士蒼汰と福原遥が出演している。

【作品情報】

2025年12月19日(金)全国公開
配給:東映/アスミック・エース
©2025 映画『楓』製作委員会

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