9月11日より劇場公開される、アフガニスタンからヨーロッパまでの5600kmを旅する難民家族が、3台のスマートフォンで自分たちの姿を撮影したドキュメンタリー映画「ミッドナイト・トラベラー」の、予告編が公開された。
公開された予告編では、命を危険にさらされた映像作家が、妻と2人の娘の4人でヨーロッパへと亡命を決意する姿、寒さに凍える娘の姿、危険な状況から走って逃げる姿、「もう、こんなのヤダ！」と泣く娘の姿のほか、移民に反対する人々の姿などが切り取られている。
「ミッドナイト・トラベラー」は、自身が制作したアフガニスタンの平和に関するドキュメンタリーが国営放送で放送されたことによって、2015年にタリバンから死刑宣告を受けた映像作家のハッサン・フアジリと家族が、アフガニスタンからヨーロッパまで5600kmの旅を自ら撮影して作り上げたドキュメンタリー映画。砂漠や山や荒野を越えた先で難民保護を受けられないなど、ヨーロッパヘの脱出は想像以上に困難を極め、人としての尊厳を傷つけられるような境遇を経験する家族の姿から、故郷を追われて難民となることの意味を描き出す。
【作品情報】
ミッドナイト・トラベラー
2021年9月11日（土）シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
配給：ユナイテッドピープル
© 2019 OLD CHILLY PICTURES LLC.
