佐々木蔵之介 沖縄戦時の県知事・島田叡の言葉に「震えました」 ドキュメンタリー映画で語り務める

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佐々木蔵之介 沖縄戦時の県知事・島田叡の言葉に「震えました」 ドキュメンタリー映画で語り務める

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 太平洋戦争中最後の沖縄県知事となった島田叡を追ったドキュメンタリー映画「生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事」で、島田の心中の声を語りで演じた佐々木蔵之介のコメントが公開となった。

 佐々木は「知事として、そしてひとりの人間として、力と心を尽くし命を繋ぐことを説いた島田叡の言葉に震えました。沖縄の美しい海と空があらためて色濃く深く見えてきます。いつの時代、どの場所でも、誰もが尊い命であることに変わりはなく、天寿を全う出来る世界を願います」と、県民の命を守ろうとした島田に思いを寄せ、命の大切さについてコメントしている。

 佐々木が語りを務めた島田叡は、すでに日本の敗色が濃厚だった太平洋戦争末期の1945年1月31日に沖縄の地を踏み、知事着任と同時にさまざまな施策を断行した人物。米軍が沖縄本島に上陸した後は、壕(自然洞窟)を移動しながら行政を続けた。戦況の悪化に伴って多くの県民が命を落としていく中、島田は軍部からの要求と行政官としての住民第一主義という信念の板挟みになり、苦渋の選択を迫られることになる。

 ドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」2部作で注目を集め、本作の監督を務めた佐古忠彦は、「(収録の)直前に摩文仁(まぶに)に行かれたという佐々木さんの、島田のその時々の心情を考えに考え抜いたすばらしい表現力で人間・島田が浮かび上がりました」と、佐々木蔵之介の演技を絶賛している。

生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事
2021年3月6日(土)より沖縄・桜坂劇場 先行公開 3月20日(土・祝)より東京・ユーロスペースほか全国順次公開
配給:アーク・フィルムズ
ⓒ2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会

  • 作品

生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事

公開年 2021年
製作国 日本
監督  佐古忠彦
出演  (語り)山根基世 津嘉山正種 佐々木蔵之介
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