問題の“解決策”に焦点を当てた未来想像型ドキュメンタリー「2040 地球再生のビジョン」が、2025年1月より劇場公開されることが決まった。
「2040 地球再生のビジョン」は、娘たちの世代には希望を持てる未来に生きてほしいと願う、4歳の娘を持つオーストラリアの映画監督デイモン・ガモーによる作品。悪化する地球環境を懸念する中で、もし地球環境を再生できるようなアイデアや解決策が今後急速に世界中に広がったら、娘が大人になる2040年にはどんな未来が訪れるだろうと考え、解決策の実行者や専門家に会うために、ヨーロッパ各国やアジア、アフリカ、アメリカと、世界11カ国を巡る旅に出る。その中で取り組むべき問題の数と同じくらい、すでに実践可能な解決策がたくさんあることを知る。また、各地で約100人の子どもたちに理想の未来についてインタビューし、彼らの“希望”に刺激を受ける。
バングラデシュでは自家用の太陽光発電システムをつなぎ電気を取引し、シェアするマイクログリットの実践と恩恵を目にし、経済学者ケイト・ラワースには経済成長に頼らない持続可能な社会を目指す理想的な経済モデル「ドーナツ経済学」について、オーストラリアでは土壌を修復し自然環境の回復に繋げるリジェネラティブ(再生型)農業について学ぶ。2040年までに今ある解決策を拡大することで、私たちの生活と地球にどのようなプラスの影響を与えることができるだろうかという未来予想図を、CGやポップな映像も交えて描き出す。
【作品情報】
2040 地球再生のビジョン
2025年1月 シアター・イメージフォーラム他 全国順次ロードショー
配給:ユナイテッドピープル
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