「新凱旋門」誕生 その裏で国家プロジェクトに翻弄された建築家の物語 「新凱旋門物語」公開決定

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「新凱旋門」誕生 その裏で国家プロジェクトに翻弄された建築家の物語 「新凱旋門物語」公開決定
photo Julien Panie ©2025 AGAT FILMS, LE PACTE

 第78回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門に出品された「新凱旋門物語」が、2026年7月17日より劇場公開されることが決まった。

 「新凱旋門物語」は、革命200周年の象徴となった「新凱旋門」誕生の舞台裏を描く、実話に基づいた物語。1983年のパリ。ミッテラン大統領は、フランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるかを迫られたスプレッケルセンは、ある決断をくだす。

 エッフェル塔や凱旋門に次ぐパリのモニュメント通称「新凱旋門(グランダルシュ)」は、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドから一直線に連なる「パリの歴史軸」上にそびえ、パリ西部郊外のデファンス地区に建つ、異彩を放つキューブ状の巨大建築。ジャーナリストのロランス・コセによる著書「新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ」を基に、完成の裏側の知られざる物語が描かれる。

 主人公のスプレッケルセンを演じたのは、「ザ・スクエア 思いやりの聖域」のクレス・バング。本作のためにフランス語を猛特訓して臨んだ。さらに、「落下の解剖学」のスワン・アルローが主人公と協動する実務派の建築家役を務めるほか、監督兼俳優のグザヴィエ・ドランが彼らの間を立ちまわる官僚役として出演する。ほかに、シセ・バベット・クヌッセン、ミシェル・フォーらが顔をそろえる。

「新凱旋門」誕生 その裏で国家プロジェクトに翻弄された建築家の物語 「新凱旋門物語」公開決定

【作品情報】
新凱旋門物語
2026年7月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開
配給:ミモザフィルムズ
©2025 AGAT FILMS, LE PACTE

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