東アジアの中年女性たちの同性愛と抑圧を描いたラブストーリー 韓国映画「ユンヒへ」公開決定

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東アジアの中年女性たちの同性愛と抑圧を描いたラブストーリー 韓国映画「ユンヒへ」公開決定

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 韓国の二大映画賞の1つと言われる青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞を受賞した韓国映画「ユンヒへ」が、2022年1月7日より劇場公開されることが決まった。

 「ユンヒへ」は、東アジアにおける中年女性たちの同性愛と、彼女たちが経験してきた抑圧を描いたラブストーリー。韓国の地方都市で暮らすシングルマザーのユンヒは、ずっと連絡を絶っていた初恋の日本人女性のジュンから一通の手紙を受け取る。手紙を見てしてまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、日本人女性ジュンに会う決心をする。セボムによって強引に誘われるかたちで北海道の小樽へ旅立つユンヒは、20年前の自分と向き合うことになる。

 監督は、本作が長編2作目となる新鋭のイム・デヒョン。岩井俊二監督の「Love Letter」にインスパイアされたと語るデヒョンは、ロケ地を北海道の小樽に選び、二人の女性が心の奥にしまってきた恋の記憶を描き出す。ユンヒを演じるのは、昨年韓国で放送された大ヒットドラマ「夫婦の世界」で数々の賞を受賞したベテラン俳優のキム・ヒエ。日本人女性ジュンは、「野火」「ストロベリーショートケイクス」の中村優子が演じる。ユンヒの娘セボムに元I.O.Iのキム・ソへ、セボムのボーイフレンドに元B Of Youのソン・ユビンが顔をそろえる。

 イム・デヒョン監督は本作について、「韓国と日本の女性は確かに違います。しかし、男性中心的な社会秩序が強固に成立した国で生きてきたという点では似ていると思いました。『ユンヒへ』で東アジアの女性たちが互いに連帯し、愛を分かち合う姿を見せたかったのです」と語っている。

【作品情報】
ユンヒへ
2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
配給:トランスフォーマー
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