生後15カ月の幼い娘を殺害した罪に問われた若い女性の裁判 「サントメール ある被告」公開決定

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生後15カ月の幼い娘を殺害した罪に問われた若い女性の裁判 「サントメール ある被告」公開決定

 昨年のヴェネチア映画祭で、銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞を受賞したフランス映画「サントメール ある被告」が、2023年7月14日より劇場公開されることが決まった。

 「サントメール ある被告」は、サントメールで実際にあった裁判をベースにした作品。若き女性作家のラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、生後15カ月の幼い娘を海辺に置き去りにし、殺害した罪に問われた若い女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧なフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか?被告本人の証言も娘の父親である男性の証言も、何が真実かわからない。そして偶然ラマは、被告の母親と知り合う。ラストでは、人間の根源的なテーマを感動的に浮かび上がる。

 監督は、「私たち」で 2021年のベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門で最優秀作品賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作家として国際的に高い評価を受けてきた、セネガル系フランス⼈女性監督のアリス・ディオップ。初の長編劇映画を、ドキュメンタリー的な視点を交えながら描いた。撮影監督は「燃ゆる女の肖像」のクレア・マトン。脚本を、フェミナ賞とゴンクール賞を受賞している作家であるマリー・ンディアイが担当している。

生後15カ月の幼い娘を殺害した罪に問われた若い女性の裁判 「サントメール ある被告」公開決定

【作品情報】
サントメール ある被告
2023年7月14日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開予定
配給:トランスフォーマー
© SRAB FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA – 2022

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