
第78回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、ヨアキム・トリアー監督最新作「センチメンタル・バリュー」が、2026年2月20日より劇場公開されることが決まった。
「センチメンタル・バリュー」は、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみをテーマとした作品。オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演を娘に依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スターのレイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく。
監督は、第94回アカデミー賞で脚本賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされた「わたしは最悪。」のヨアキム・トリアー。本作も、本年度アカデミー賞のノルウェー代表作品に選出されている。レナーテ・レインスヴェが主演し、映画監督の父親役をステラン・スカルスガルドが演じる。さらに、本作の演技で脚光を浴びるインガ・イブスドッテル・リッレオースに加え、ハリウッドからエル・ファニングも参加。複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を浮かび上がらせる。

【作品情報】
センチメンタル・バリュー
2026年2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:NOROSHI ギャガ
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