ノルウェー秘密警察がホロコーストに加担 実話を元にユダヤ人一家の悲劇描く 「ホロコーストの罪人」公開

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ノルウェー秘密警察がホロコーストに加担 実話を元にユダヤ人一家の悲劇描く 「ホロコーストの罪人」公開

 ホロコーストに加担したノルウェー最大の罪を、実話を元に描いた映画「ホロコーストの罪人」が、8月27日より劇場公開されることが決まった。

 「ホロコーストの罪人」は、第二次大戦中のノルウェーを舞台にユダヤ人家族を描いた作品。ユダヤ人家族の悲劇を描くとともに、ホロコーストにノルウェー秘密国家警察が加担していたという、ノルウェー最大の罪を描いている。

 ボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていたユダヤ人一家のブラウデ家。ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻すると状況は一変。チャールズらユダヤ人男性はベルグ収容所へと連れて行かれ、厳しい監視のもと強制労働を強いられる。一方、母とチャールズの妻は彼らの帰りを待ちながら、スウェーデンへの逃亡も準備していた。しかし、1942年11月に、ノルウェー秘密国家警察とタクシー運転手によって、ユダヤ人全員がアウシュヴィッツ行きの船の停泊するオスロ埠頭へと強制移送される。

 出演は、「獣は月夜に夢を見る」のヤーコブ・オフテブロ、「ソフィーの世界」のシルエ・ストルスティン、「ミレニアム」シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスら。監督は、「HARAJUKU」のエイリーク・スヴェンソンが務める。

 公開された日本版ポスターには、「家族を引き裂かれたノルウェー最大の罪」のコピーとともに、主人公であるチャールズがこちらを見つめ、不安な表情を浮かべる両親と妻の姿が中央にデザインされている。また、収容所での暴力シーン、ユダヤ人をアウシュヴィッツへと移送する大きな船も描かれている。

ノルウェー秘密警察がホロコーストに加担 実話を元にユダヤ人一家の悲劇描く 「ホロコーストの罪人」公開

【作品情報】
ホロコーストの罪人
2021年8月27日(金)、新宿武蔵野館 ほか全国順次公開
配給:STAR CHANNEL MOVIES
©2020 FANTEFILM FIKSJON AS. ALL RIGHTS RESERVED.

  • 作品

ホロコーストの罪人

公開年 2020年
製作国 ノルウェー
監督  エイリーク・スヴェンソン
出演  ヤーコブ・オフテブロ、クリスティン・クヤトゥ・ソープ、シルエ・ストルスティン
作品一覧