のどかな孤島生活が一転、カオスな世界に カルトの世界に切り込む 「ビリーバーズ」予告

映画スクエア

 7月8日より劇場公開される、山本直樹の同名漫画を映画化した「ビリーバーズ」の、予告編が公開された。

 公開された予告編では、ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属している、とある孤島で生活をする2人の男と1人の女が、俗世の汚れを浄化し”安住の地”へ出発するための修行のため、オペレーター、副議長、議長と互いに呼び合い、無人島で穏やかに共同生活を送る様子が描かれている。だが、わずかなほころびから3人は徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆき、後半はカオスな世界に突入していくことが描き出されている。

 また、カルト団体「ニコニコ人生センター」の第三本部長を毎熊克哉が、団体の主催者「先生」を原作者の山本直樹が演じることも発表された。

 「ビリーバーズ」は、独創的な感性と世界観でカルトの世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した、山本直樹の同名漫画を映画化した作品。「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島で共同生活を送り、「安住の地」へと旅立つ日に思いをはせる、宗教的な団体に所属している2人の男と1人の女を描く。磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平らが出演。本作の映画化を熱望した、「アルプススタンドのはしの方」「愛なのに」などの城定秀夫がメガホンを取る。

 毎熊克哉と山本直樹のコメントも発表された。発表されたコメントは以下の通り。

【コメント】

■毎熊克哉
とんでもない問題作がこの世に!
生まれ出て。ほっぽり出されて。どうやって生きていこうかと路頭に迷い。何かを信じてしがみつき。騙されて。交差して。またひとりぼっち。
でもまた信じたい。努力しなければ。
僕は第三本部長という役を演じました。
この映画には希望があるはず!お楽しみに。

■山本直樹
人生初弾着、初血糊という貴重な経験をさせていただきました。個人的にはこっ恥ずかしい限りですが、楽しんでいただけたら幸いです。原作者として自分が  20  数年前に書いたセリフを面白がり、感銘を受け、笑えたというのは、城定監督と役者陣の素晴らしさによるものなのでしょう。

のどかな孤島生活が一転、カオスな世界に カルトの世界に切り込む 「ビリーバーズ」予告

【作品情報】
ビリーバーズ
2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

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