超人サーカス団 VS ナチス・ドイツ バトル・エンタテインメント「フリークスアウト」公開決定

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超人サーカス団 VS ナチス・ドイツ バトル・エンタテインメント「フリークスアウト」公開決定

 ロッテルダム国際映画祭で観客賞を受賞した映画「フリークスアウト」が、2023年5月12日より劇場公開されることが決まった。

 「フリークスアウト」は、超人サーカス団とナチス・ドイツのバトルを描いた作品。第二次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長が率いるたった5人の小さなサーカス団「メッツァ・ピオッタ」の仲間たちは、家族のように肩を寄せ合って暮らしてきた。イタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、団長が突然姿を消してしまう。仕事を求めてベルリン・サーカス団の門をたたくメッツァ・ピオッタの仲間たち。しかしベルリン・サーカス団の団長は、裏でナチスを勝利に導く異能力者を探して人体実験を繰り返す恐ろしい男だった。そして、メッツァ・ピオッタ・サーカスの仲間たちは、ナチス・ドイツ軍との壮絶な戦いへと導かれていく。

 監督は、長編デビュー作である異色のダークヒーロー・エンタテインメント「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が高く評価されたガブリエーレ・マイネッティ。ワールドプレミアとなったヴェネツィア国際映画祭ではコンペティション部門に選出され、ロッテルダム国際映画祭では観客賞に選ばれた。

 公開されたポスタービジュアルでは、「超人サーカス団VSナチス・ドイツ」のコピーとともに、特殊能力を持つサーカス団「メッツァ・ピオッタ」の仲間たちと、背後に迫る宿敵ベルリン・サーカス団の団長フランツやナチス・ドイツ兵たちとの激しい戦いが繰り広げられることが描かれたビジュアルとなっている。

 一足先に本作を鑑賞した著名人のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■野村雅夫(FM COCOLO DJ / 翻訳家)
長編デビューで、日本のヒーローを現代のローマに蘇らせたマイネッティ。今回もユニークな組み合わせがそこかしこに横溢。国内外の映画史への目配せもたっぷりに異ジャンルを束ね、またもや見たこともない映像をものにした。作品自体が異形のサーカス。

■野水伊織(声優)
人々につま弾きにされた異能力者たちが、巨悪に立ち向かう。こんなストーリー、興奮せざるを得ない!前作『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』もそうだが、マイネッティ監督は、マイノリティがヒーローへと変わってゆく様を描くのがとにかく巧いのだ。
もしもあなたが自分に悩み、他者との疎外感を感じているならぜひ観てほしい。コンプレックスを武器に変え、いかにして自分の居場所を見つけるのか。そのヒントが見つかるかもしれないから。

■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』に続く傑作!語り口は独特だけど、特殊能力持ちのサーカス団が段々と私欲の範疇を超えて力を使うようになる姿はストレートにカッコいい。敵にもドラマがあり、そのぶつかり合いが凄まじい熱を生む。重い一撃を喰らわす、唯一無二で王道のヒーロー映画!!

【作品情報】
フリークスアウト
2023年5月12日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:クロックワークス
© 2020 Goon Films S.r.l. - Lucky Red S.r.l. - Gapbusters S.A.

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