「ゾッキ」監督の竹中直人、山田孝之、齊藤工 愛知県観光文化大使に 山田監督「“続ゾッキ”をやりたい」

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「ゾッキ」監督の竹中直人、山田孝之、齊藤工 愛知県観光文化大使に 山田監督「“続ゾッキ”をやりたい」

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 愛知県蒲郡市でロケ撮影された映画「ゾッキ」を手掛けた竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督の3名が、愛知県観光文化大使任命に任命され、28日に愛知県公館で任命発表会見が行われた。27日、28日の2日間をかけて、先行公開されている愛知県の10劇場をめぐる舞台あいさつを実施中の竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督や、大村秀章愛知県知事、鈴木寿明蒲郡市長が出席した。

 大村知事は「ビックネーム3人が監督をされると聞いて驚きました。原作も購入して読ませていただきましたが、一体どんな映画になっているのかとても気になっています」「これをご縁に、愛知の魅力を発信していっていただければと思い、愛知県観光文化大使の就任を依頼いたしました。快くお引き受けいただき感謝申し上げます」と、竹中監督ら3名の観光文化大使任命の発表と感謝の思いをコメントした。

 企画の発起人である竹中監督は、ロケ地となった蒲郡について「空気、人々、匂い、すべてが”ゾッキ”の世界観に合う、居心地のいい場所でした」とコメント。山田監督は、原作には映画化されていないエピソードが残っていることから、「“続ゾッキ”をやりたいと言う気持ちも持っています。愛知県発の映画として、次は愛知県全体で撮影させていただけたら」と、続編への想いを明らかにした。齊藤監督も、演劇界には新しいカルチャーは愛知から始まるという話があることを語り、「愛知から全国に広まっていくというのは素晴らしいタイミングだと感じていました。“続ゾッキ”、“続々ゾッキ”を目指していけたらと思いますので、ぜひお力添えいただければと思います」と、続編に意欲を見せていた。

 映画「ゾッキ」は、大橋裕之の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に、ありふれた日常に巻き起こる不思議な笑い包まれたヒューマンコメディ。竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人が映画監督として共同制作した。舞台演出家・劇作家の倉持裕が、およそ30編の短編が収録された原作から多数のエピソードを1つの物語としてまとめ上げた。大橋の生まれ故郷である愛知県蒲郡市でロケ撮影されている。

【作品情報】
ゾッキ
2021年4月2日(金)全国公開
3月26日(金)愛知県先行公開中 ※一部劇場除く
配給:イオンエンターテイメント
©️ 2020「ゾッキ」製作委員会

  • 作品

ゾッキ

公開年 2021年
製作国 日本
監督  竹中直人、山田孝之、齊藤工
出演  吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作
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