修道院に無理やり連れ込まれる女性 痛ましい現実を前に揺れる男 「決断するとき」予告

映画スクエア

 2026年3月20日より劇場公開される、キリアン・マーフィー主演による、クレア・キーガン原作のベストセラー小説「ほんのささやかなこと」の映画化作「決断するとき」の、予告編が公開された。

 予告編では、穏やかなピアノの旋律に乗せて、小さな町で石炭商を営む主人公ビルが、家族とつつましく暮らす日常が映し出される。しかしある日、配達先の修道院で、女性が激しく抵抗しながらも無理やり連れ込まれる現場を目撃。そこから空気は一変し、不穏さが画面を覆っていく。修道院の内部で起きている痛ましい現実を前に、周囲が沈黙を守るなか、ビルは良心の呵責(かしゃく)に揺れ動く。社会が長く見過ごしてきた出来事を前に、「知ってしまった一人の人間はどう行動すべきか」を静かに問いかける内容となっている。

 あわせて公開された場面写真では、キリアン・マーフィーが演じるビルの新たな表情に加え、非道な行為を主導する修道院の指導者シスター・メアリーを演じるエミリー・ワトソンの厳かなたたずまいなどが切り取られている。

修道院に無理やり連れ込まれる女性 痛ましい現実を前に揺れる男 「決断するとき」予告

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 「決断するとき」は、アイルランドに実在した“マグダレン洗濯所”の人権問題を背景に描かれた作品。舞台は、1985年のアイルランドの小さな町。石炭商として生計を立て、家族とつつましく暮らすビル・ファーロング(キリアン・マーフィー)は、クリスマスが近づくある日、石炭を届けに訪れた地元の修道院で、目を背けたくなる現実を目撃する。そこに身を置く少女から「ここから出してほしい」と懇願され、若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実を知ったビルは、見て見ぬふりをすることが賢明だと理解しながらも、良心の呵責に悩み、ある決断をする。

 キリアン・マーフィー自身が原作に深く惚れ込み、自ら映画化を希望。「オッペンハイマー」の撮影中にマット・デイモンへ企画を持ちかけ、ベン・アフレックも参加。そして、マーフィー出演のドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」で監督を務めたティム・ミーランツが加わり、映画化が実現した。マーフィーは本作で初めてプロデューサーとしても名を連ねている。エミリー・ワトソンが、マグダレン洗濯所となった修道院の院長シスター・メアリー役を演じ、マグダレン洗濯所の残虐さを正当化する静かな権力を体現。第74回ベルリン国際映画祭では、助演俳優賞を獲得した。

修道院に無理やり連れ込まれる女性 痛ましい現実を前に揺れる男 「決断するとき」予告

【作品情報】
決断するとき
2026年3月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
配給:アンプラグド
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