豆原一成がピースサイン 笑顔の市毛良枝 「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」メイキング

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豆原一成がピースサイン 笑顔の市毛良枝 「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」メイキング

 ボーイズグループ「JO1」の豆原一成と、44年ぶりの映画主演を果たす市毛良枝がダブル主演する映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」(公開中)から、ピースサインの豆原と笑顔の市毛が並ぶオフショット写真と、メイキング映像が公開された。 

 メイキング映像に収められているのは、亡き夫・偉志のサプライズで豆原一成演じる拓磨と市毛良枝演じる祖母の文子が同じ大学に通うことになり、楽しそうな祖母と戸惑う孫が少しコミカルな姿を見せるシーンの撮影。本作の原案「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」の著作者である、島田依史子さんが創立した文京学院大学の、実際の教室で行われた。

 中西監督の合図で、拓磨が教室に入ってくると、教室の最前列にいたのは、なんと祖母の文子。「たっくん!」と笑顔で手を振る文子に慌てて駆け寄り「え…ばあちゃん、なんで?」「この授業、カレッジの特典で聴講できるの。でもまさか、たっくんと一緒に勉強できるなんてねえ」と嬉しそうな文子に対し、「小声で、あのさ、あんま『たっくん』とか、学校で呼ばないでくれる?」と琢磨は恥ずかしがる。

 監督は、市毛、豆原への演出だけでなく、エキストラへも細かく指示を伝え、リハーサルが進んでいく。そして、授業のために入ってきた教授に自ら、「私の孫なんです!」と伝える文子の様子からは、孫と同じキャンパスで学べるうれしさが伝わってくる。市毛演じる文子のチャーミングさも見どころのシーンとなっている。

 「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」は、孫と祖母とが軽やかに紡ぐ家族の物語。祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな2人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つける。

 コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい大学生の孫・拓磨役を演じるのは、グローバルボーイズグループ「JO1」の最年少メンバーである豆原一成。44年ぶりの映画主演となる市毛良枝が祖母・文子役を務める。監督は、「大河への道」などの中西健二。脚本は「サイレントラブ」のまなべゆきこが担当している。原案は、女性の活躍が困難だった約100年前に学校を創立(のちに現在の学校法人文京学院に発展)し、教育のために奔走した島田依史子の著作「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」。

【作品情報】
富士山と、コーヒーと、しあわせの数式
公開中
配給:ギャガ
©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

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