韓国現代史に残る悲劇”光州事件”を描く 「光州5・18」「キム君」配信

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韓国現代史に残る悲劇”光州事件”を描く 「光州5・18」「キム君」配信

 映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」は、「光州事件・韓国民主化運動特集」と題し、5月18日より「光州5・18」(2007)、5月27日より「キム君」(2018)の2作品を配信する。

 光州事件は、1980年に韓国の光州市を中心に起きた、市民による軍事政権に対する民主化要求の蜂起で、軍による一斉射撃などで一般市民に多数の死者が出た。韓国ではしばらく光州事件について語ることはタブー視されていたが、近年では書籍や映像などによって情報が少しずつ明らかになり始めているという。

 「キム君」は、1980年5月に光州のいたる所で目撃されていた謎の青年に追った日本未公開のドキュメンタリー映画。北朝鮮軍介入説という新たな視点で光州事件を取り扱い、「第7回ワイルド・フラワー映画賞」「第44回ソウル独立映画祭」で大賞を受賞した。

 「光州5・18」は、光州事件を商業作品として初めて映画化した作品で、韓国で観客動員数730万人を超える大ヒットを記録した。「王の男」などのイ・ジュンギ、「殺人の追憶」のキム・サンギョン、アン・ソンギらが出演している。民主化を求める学生と戒厳軍との10日間に渡る衝突を描き、闇の近代史を初めて真っ向から取り上げた問題作といわれている。

作品一覧