ヒュー・グラント 知識でマウント 宗教講義が止まらない姿 「異端者の家」本編映像

映画スクエア

 ヒュー・グラント主演の脱出サイコ・スリラー映画「異端者の家」(公開中)から、宗教講義が止まらないヒュー・グラント演じるミスター・リードを捉えた、本編映像が公開された。

 閉じ込められておびえるシスターたちに向かって、唐突にモノポリーの歴史と宗教学のミックス講義を始めるリード。その様子は”知識披露モード全開”で、「一神教の最大宗教はユダヤ教・キリスト教・イスラム教だ。ビッグ3と呼ぼう」「ユダヤ教はオリジナルバージョン。キリスト教は最も人気のバージョン。イスラム教は最新版、2番目に人気のバージョン」「そしてついに800年後にモルモン教の登場だ」と、風変わりな画家として人気を博した”ボブ・ロス”バージョンをモノポリーのスピンオフ版として見せながら解説する。

 うんちくの披露は、音楽業界のトリビアに及ぶ。レディオヘッドの楽曲「クリープ」がホリーズの「安らぎの世界」の反復で、さらにはラナ・デル・レイの「ゲット・フリー」は「クリープ」から盗作として訴えられた歴史の話にまでどんどん増幅。「反復だよ」「時とともにメッセージは希釈され、オリジナルがぼやけていく」と語る。

 「異端者の家」は、シスター・パクストンとシスター・バーンズが、布教のため森に囲まれた一軒家を訪れることから始まるスリラー。そこに住むのはリードという気さくな男性で、妻が在宅中と聞いて安心した2人は家の中で話をする。さっそく説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2人は帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波はつながらない。教会から呼び戻されたとウソをつく2人に、「帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかない」とリードは言う。

 主演を務めるのは、「ラブ・アクチュアリー」「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズなどのヒュー・グラント。宣教に訪れたシスターを並外れた頭脳で翻弄する謎の男を演じる。2人のシスター役には、ソフィー・サッチャーとクロエ・イーストが起用された。「クワイエット・プレイス」で脚本を手掛けたブライアン・ウッズ&スコット・ベックのコンビが、監督・脚本を務めている。

ヒュー・グラント 知識でマウント 宗教講義が止まらない姿 「異端者の家」本編映像

【作品情報】
異端者の家
全国公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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