6月25日から劇場公開される、消えたバレンタインデーをめぐるラブストーリー「1秒先の彼女」から、常にワンテンポ遅いグアタイについて語られる本編映像が公開された。
公開された本編映像では、何をするにもワンテンポ早いシャオチーとは反対に、常にワンテンポ遅いグアタイのエピソードが映し出される。あだ名はカメだった少年時代のグアタイは、かけっこではいつも出遅れ、じゃんけんは後出しばかり。そんな彼とは誰も一緒に遊んでくれないので、いつもカメラを手に1人で遊んでいたことが描かれている。今は制限速度は40キロで急がなくてもよいことからバスの運転手をしており、「慌てる必要はない」とスローな生き方を受け入れているいるグアタイ。そんなグアタイが、毎日郵便局に通って会うのを日課にしているシャオチーと、幼い頃に出会っていたことも語られている。
シャオチーの“消えたバレンタイン”の秘密を握る、ワンテンポ遅いバス運転手のグアタイ。そんなグアタイを演じたリウ・グァンティンは、「グアタイを演じる際のコツは、深呼吸して心を落ち着けること。日常の全ての動作を遅くするよう心掛けると、見落としていたささいな変化を感じることができてとても新鮮でした。現代の急いでいるサラリーマンに特におすすめしたい生き方です」と、“ワンテンポ遅い”生き方の魅力を語っている。
「1秒先の彼女」は、何をするにもワンテンポ早い30歳・おひとりさまのシャオチーを主人公とする物語。意中の男性から念願のバレンタインデートに誘われたシャオチーだったが、なぜかバレンタインデーが消えてしまう。秘密の鍵を握るのは、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしいことがわかり・・・という内容のラブストーリー。監督を務めるのは、「熱帯魚」「ラブ ゴーゴー」のチェン・ユーシュン。台湾アカデミー賞(金馬奨)では、最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞した。
【作品情報】
1秒先の彼女
2021年6月25日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ビターズ・エンド
©︎MandarinVision Co, Ltd