10月29日より劇場公開される、ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ、タハール・ラヒムが共演する、実話を元に同時多発テロの裏に隠されたアメリカの闇を暴く映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」から、本作の主人公の1人で自由のために戦ったモハメドゥ・ウルド・スラヒ氏にスポットを当てた特別映像が公開された。
モハメドゥ・ウルド・スラヒ氏は、アメリカ同時多発テロの首謀者の一人とみなされ、罪状なしでキューバにある米軍施設グアナンタナモ収容所に不当拘禁された人物。モハメドゥ氏は人権派弁護士ナンシー・ホランダーのサポートによって、収容中にグアナンタナモ収容所での非道な経験を記した手記を発表。アメリカ政府の検閲で2,500カ所の黒塗りが残ったまま2015年に出版されるも、世界各国でベストセラーとなった。
公開された特別映像では、実際のモハメドゥ・ウルド・スラヒ氏とナンシー・ホランダー弁護士、ホランダー弁護士を演じたジョディ・フォスターのほか、共演のベネディクト・カンバーバッチ、ケヴィン・マクドナルド監督が出演。本編映像を織り交ぜながら、それぞれの思いが語られている。
ナンシー・ホランダー弁護士を演じたジョディ・フォスターは「モハメドゥと彼自身の物語は私たちに多くを教えてくれる。謙虚さや人間性だけでなく許しと精神力を」と語り、そのナンシー・ホランダー弁護士本人は「夢のようなキャストだわ。タハール・ラヒムはモハメドゥを完璧に演じて本当に素晴らしかった」と太鼓判を押している。一方、モハメドゥ・ウルド・スラヒ氏はジョディ・フォスターが演じたナンシー・ホランダー弁護士について「昔はあんな美人だったさ」と楽しそうに語る姿を見せている。
【作品情報】
モーリタニアン 黒塗りの記録
10月29日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給：キノフィルムズ
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