世界的ダンサーのリル・バックと彼が育った街であるメンフィスを描いたドキュメンタリー映画「リル・バック ゲットーから世界へ」が、8月20日より劇場公開されることが決まった。
「リル・バック ゲットーから世界へ」は、アメリカ南部のテネシー州メンフィスのゲットーで育ったチャールズ” リル・バック”ライリーが、世界的ダンサーとなる姿を追った作品。メンフィス発祥のストリートダンス”メンフィス・ジューキン” にのめり込んだリル・バックは、やがて奨学金を得てクラシックバレエにも挑戦。ジューキンとバレエを融合させた「白鳥」（「瀕死の白鳥」）を踊る。そのダンスが世界的チェロ奏者のヨーヨー・マの目にとまり、2人はチャリティ・パーティーで共演する。そこに偶然にも居合わせた、「マルコヴィッチの穴」などを手がけた映画監督のスパイク・ジョーンズがダンスに驚愕。携帯で撮影したダンスの映像をYouTubeに投稿したことによって、リル・バックは世界中の注目を集める存在となる。本作では、そんなドラマティックなリル・バックの運命が描かれている。
さらに、注目を集めたリル・バックが、ジャネール・モネイの「Tightrope」のMVの出演や、マドンナのツアーへの参加など、世界を舞台に活躍を続ける一方で、子どもたちにダンスを教えるなど今もなおメンフィスと結びついている姿も描かれる。監督は、史上最年少でパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督に就任した振付師のバンジャマン・ミルピエを追ったドキュメンタリー「Dancing is Living : Benjamin Millepied」を手がけた、ルイ・ウォレカンが務めている。
【作品情報】
リル・バック ゲットーから世界へ
2021年8月20日（金）よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開
配給：ムヴィオラ
©️LECHINSKI
