無声映画をスクリーンで堪能できる稀少なチャンス 「サイレントシネマ・デイズ 2020」11月10日より開催

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無声映画をスクリーンで堪能できる稀少なチャンス 「サイレントシネマ・デイズ 2020」11月10日より開催

 サイレント映画作品を上映する「サイレントシネマ・デイズ 2020」が、国立映画アーカイブで、11月10日(火)より開催される。上映されるのは、サイレント映画期を代表する巨匠 D・W・グリフィスの初期短篇や、サイレント映画期の大スターであるウィリアム・S・ハート監督・主演の西部劇「ヘルズ・ヒンジス」など9作品。前売指定席券の購入が必要。

 「サイレントシネマ・デイズ 2020」は、映画初期に製作されたサイレント映画に弁士の説明や生演奏を付けて上映する企画。サイレントの映画の素晴らしさや貴重さを共有し、次代へ継承することを目的としている。
 
  D・W・グリフィスの初期短篇や「ヘルズ・ヒンジス」のほか、ロシア革命期のウクライナを舞台にした「アルセナール」「赤い小悪魔」、名匠ルネ・クレール監督の上映機会の希少な「風の餌食」、サイレント期のドイツ映画を代表する怪奇物語で、謎の老人に自らの鏡像を売り渡してしまった若者が経験する恐怖を描く「プラーグの大学生」が上映される。

■上映作品

1. 「D・W・グリフィス選集』(アメリカ、監:D・W・グリフィス)
・『小麦の買占め』(1909)
・『愚弄された女』(1911)
・『大虐殺』(1912)
・『男性』(1912)
[伴奏付上映の回]11/14(土)1:00pm 伴奏:神﨑えり

2. 『ヘルズ・ヒンジス』(1916、アメリカ、監:ウィリアム・S・ハート、チャールズ・スウィッカード)
[弁士・伴奏付上映の回]11/13(金)7:00pm 弁士:片岡一郎、伴奏:上屋安由美

3. 『赤い小悪魔』(1923、ソ連、監:イワン・ペレスチアーニ)
[伴奏付上映の回]11/12(木)7:00pm 伴奏:小林弘人

4. 『プラーグの大学生』(1926、ドイツ、監:ヘンリック・ガレーン)
[伴奏付上映の回]11/11(水)7:00pm 伴奏:天池穂高

5. 『風の餌食』(1927、フランス、監:ルネ・クレール)
[伴奏付上映の回]11/15(日)1:00pm 伴奏:柳下美恵

6. 『アルセナール』(1929、ソ連、監:アレクサンドル・ドヴジェンコ)
[伴奏付上映の回]11/10(火)7:00pm 伴奏:田ノ岡三郎

■ホームページ
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/silent202010/

 

作品一覧