15日に盗まれたことが発覚した大島渚監督作「戦場のメリークリスマス」の貴重な海外ポスターが、無事に返却された。「戦場のメリークリスマス 4K修復版」の配給を担当するアンプラグドが発表した。
ポスターは、「戦場のメリークリスマス 4K修復版」と「愛のコリーダ 修復版」の公開を記念して、新宿武蔵野館にて開催されていたポスター展で展示されていたもの。本日3月18日に、差出人不明で新宿武蔵野館に返却された。中止となった「戦場のメリークリスマス」ポスター展は、安全面を考慮に入れ、レプリカ版のポスター展示に変更するという。
【アンプラグド代表 コメント】
拝啓
去る3月15日午前に盗難されました『戦場のメリークリスマス』海外版オリジナルポスターにつきまして。
本日3月18日に、差出人不明で新宿武蔵野館に返却されたという連絡を受けました。
弊社も先ほど劇場に伺いまして、それが現物であることを確認いたしました。
弊社としましては、ポスターが無事戻りましたので、
権利元である大島渚プロダクション様とも協議いたしまして、
これ以上の詮索は行わないつもりでございます。
ただし警察によりますと、捜査は今後も継続されるとのことです。
なお、一度中止いたしました『戦場のメリークリスマス』ポスター展に関しましては、
安全面を考慮に入れまして、同劇場にてレプリカ版のポスター展示に変更させていただきます。
今回盗難されたポスターに関してもレプリカとして展示する予定でございます。
また、映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』、『愛のコリーダ 修復版』の上映も
当初の予定通り行いますので、ポスターレプリカ展と合わせてご覧いただければ幸いです。
配給会社としましては、今後このようなことが無いようセキュリティを強化し、
一層の再発防止に取り組んでまいります。
今回、ご心配を頂いたファンの方、関係者の皆様には心より御礼申し上げます。
敬具
配給会社アンプラグド