”元女子高生”殺し屋コンビ 社会になじもうとがんばる 「ベイビーわるきゅーれ」7月公開

映画スクエア

 強烈な暴力描写で大学在学中から自主映画界を席巻した阪元裕吾監督の最新作「ベイビーわるきゅーれ」が、7月30日から劇場公開されることが決まった。

 「ベイビーわるきゅーれ」は、人殺し以外のことをしてこなかった女子高生殺し屋2人組のちさととまひろが、高校卒業を機に社会的な生活を送る必要に迫られ、社会になじもうとする姿を描いた作品。

 ちさとを演じるのは、舞台「鬼滅の刃」で竈門禰豆子役を演じている髙石あかり。まひろ役は、女性スタントアクションの分野で活躍する伊澤彩織が務めている。2人は、殺し屋としてのアクションを披露するほか、私生活部分ではオフビートのコメディ演技も見せる。アクション監督は、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」シリーズや「BUSHIDO MAN」の園村健介が担当している。

 主題歌はKYONOによる「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」。阪元裕吾監督が作詞協力した挿入歌「らぐなろっく~ベイビーわるきゅーれ~」では、本作の主演を務める髙石あかりと伊澤彩織が歌声を披露し、チャンネル登録者数120万人を超える人気を誇るDaichiも参加している。

【コメント】

■ちさと役:髙石あかり
作品とちさと、
どちらも二面性によるギャップと違和感をずっと大切にしていました。
ちさとの中には、
”ものすごく素直な天真爛漫の彼女”と
”どこか達観している彼女”がいて、
台本を頂いた時からその対照ははっきり見せたいなと思っていました。
そういうところ含め、
ちさとと重なる部分が多かったです。

作品に多く登場する銃。
私たちの普段の生活から凄くかけ離れた存在ですが、
銃を持つ二人がどこかすごく自然だと、
逆に、そんな彼女らに違和感を感じてもらえるよう、
撮影外でも常に持っていました。
彼女たちの中では日常の一部に"殺し屋"があって、
それを非日常としない二人にクスッと笑えたり、
少しゾッとしたりと楽しんでいただけるのかなと思います!

■まひろ役:伊澤彩織

私とまひろの間には多くの共通点がありました。動くことしか取り柄がないところや、寝るのが好きなところ、ナイフや銃などの武器をカバンのなかに入れて仕事に向かうところも、私と一緒です。なので、まひろの感情は自然と考えていくことができました。

アクションは、園村健介さんにしか思いつかない唯一無二の立ち回り。スタントを生業とする私が全力で芝居と向き合い、暴れまくりました。史上最高に難しかったけれど、今までに見たことのないファイトシーンが生み出されたと思います。

くだらないことで笑って、すぐ愚痴って、おいしいものを食べて生きる彼女たちの何気ない暮らしのなかに、いろいろな戦いが起こります。不器用な人たちが成長していく様子を、のんびり楽しんで、愛おしく思ってもらえたら嬉しいです。

”元女子高生”殺し屋コンビ 社会になじもうとがんばる 「ベイビーわるきゅーれ」7月公開

【作品情報】
ベイビーわるきゅーれ
2021年7月30日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
配給:渋谷プロダクション
©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

  • 作品

ベイビーわるきゅーれ

公開年 2021年
製作国 日本
監督  阪元裕吾
出演  髙石あかり、伊澤彩織、本宮泰風、三元雅芸、秋谷百音、うえきやサトシ、福島雪菜
作品一覧