松井玲奈の初映画単独主演作「幕が下りたら会いましょう」が、2021年11月に劇場公開されることが決まった。あわせて、特報映像とティザーポスターが公開された。
「幕が下りたら会いましょう」は、麻奈美と尚の姉妹が、現代社会の抱える問題に直面しながら、不器用ながらもまっすぐに生きる姿を描いた作品。麻奈美を演じる松井玲奈は、初の映画単独主演となる。また、松井と初共演となる筧美和子が尚を演じるほか、母親役としてしゅはまはるみも出演する。主題歌には、JamFlavorの「CRY ～戻りたい夜を～」が起用されている。
脚本の段階から何度も監督と話し合いを重ねたという松井は「撮影期間中、ずっと深い穴に落ちたような気持ちでした。撮影が終わった今も麻奈美や尚のことを思い出します」と撮影について語っている。また、本作が長編映画初挑戦となる前田聖来監督は、「孤独感を感じる事も多い今、周りの大切な人々へ想いを伝えるきっかけとなる作品にできたらと思っています」とコメントしている。
公開された特報映像は、真剣な表情で何かを見つめる麻奈美の姿から始まり、さまざまな登場人物の姿が切り取られ、最後は尚が優雅に踊る姿を見せる。あわせて公開されたティザーポスターは、麻奈美と妹の尚という対象的な 2 人を、“静と動“で表現したデザインとなっている。
【コメント】
■松井玲奈
撮影期間中、ずっと深い穴に落ちたような気持ちでした。演じた麻奈美の心の糸がそれだけ絡まっていたのだと思います。撮影が終わった今も麻奈美や尚のことを思い出します。あの時こうしていれば、そんな局面は人生で誰にでもあって、見終わった後、自分にとっての「あの時」に素直な気持ちで触れられる作品になっていると感じています。
■筧美和子
撮影が終わって日が経った今でも、この作品の1シーン1シーンが色濃く残っています。演技をする上で前田監督がとても繊細な心理描写にこだわってアドバイスをくださりました。改めて人の心の中、頭の中はとても複雑にさまざまな感情が混在していて、それを表現することの難しさ、楽しさを感じました。初めてのダンスや泥酔するシーンもあり、とても不安でしたが周りの方にサポートしていただきながら今出来る精一杯を振り絞りました。完成を楽しみにしています。そして多くの方に届くことを願っています。
■前田聖来監督
コロナ禍で制作した本作が、まずキャスト・スタッフ陣が健康にここまでこれたということに感謝しています。企画段階から松井さんと打ち合わせを重ね、普段の制作とは違う刺激を受けながら作品を作り上げていくことができました。そうして生まれた多数のキャスト陣が織り成す、人間臭くどこか愛おしいキャラクターにもぜひ注目して頂きたいです。孤独感を感じる事も多い今、周りの大切な人々へ想いを伝えるきっかけとなる作品にできたらと思っています。
【作品情報】
幕が下りたら会いましょう
2021年11月より新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー
配給：SPOTTED PRODUCTIONS
©avex entertainment Inc
