トム・ハンクス 縦列駐車できない男にイライラ 初対面の相手に大激怒 「オットーという男」本編映像

映画スクエア

 3月10日より劇場公開される、トム・ハンクスの主演最新作「オットーという男」から、気難しいオットーとマリソル一家との出会いを描いたシーンの、本編映像が公開された。

 マリソルの夫トミーは引っ越しのトレーラーの縦列駐車ができず、マリソルとともにてんやわんや。家の中からその様子を見たオットーは、イライラしながら外に飛び出し「何やってんだ!」と初対面にもかかわらず大激怒する。マリソルがオットーに対して向かいに引っ越してきたことを告げると、騒がしそうな家族が引っ越してきたことにオットーはあぜんとする。

 運転下手で気弱な夫トミーはオットーとマリソルに見守られる中、再び縦列駐車にチャレンジするため運転席に戻るが、またも失敗。見かねたオットーは「降りろ」とトミーに言い放ちって運転席に座ると、後ろの席には幼い2人の娘が座っていた。オットーは、気まずい雰囲気の中で自己紹介をする。

 マーク・フォースター監督は、オットーと一家の出会いについて、「オットーとマリソルの関係がこの映画の要です」「彼らが引っ越してきた途端に、オットーは、トレーラーの停め方を知らないとか、駐車許可証が掲示されていないとか、文句を言ってきます。出会った直後から二人の間にはコミカルな争いが生じていくんです。なぜなら二人とも、決して相手にノーと言わせないような強さ
があるから。鏡写しのように似ている二人なんです。だからこそ、温め合える。マリソルこそが、彼の心を開く鍵なんです。彼女は素晴らしい、本当に魅力的なキャラクターです」と語っている。

 「オットーという男」は、町一番の嫌われ者で、いつもご機嫌斜めのオットーを描いた作品。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール。ルールを守らない人には説教ざんまいという面倒で近寄りがたいオットー。そんな彼は、人知れず孤独を抱えており、最愛の妻に先立たれて仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族のお節介な奥さんマリソルは、小さい娘たちの子守りや苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく。

 オットーを演じるのは2度のアカデミー賞受賞俳優であるトム・ハンクス。「プーと大人になった僕」のマーク・フォースターが監督を務める。原作はスウェーデンの世界的ベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」。同タイトルで映画化され、2017年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。この作品に魅せられたトム・ハンクスが、自らプロデューサーも務めている。

トム・ハンクス 縦列駐車できない男にイライラ 初対面の相手に大激怒 「オットーという男」本編映像

【作品情報】
オットーという男
2023年3月10日(金)全国の映画館で公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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