函館の街を走り続ける東出昌大 とらえどころのない表情で空見上げる姿も 「草の響き」特報&ビジュアル

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 北海道函館市出身の作家・佐藤泰志の小説を映画化した「草の響き」の劇場公開日が、10月8日に決まった。あわせて、ティザービジュアルや特報が公開された。

 「草の響き」は、「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」「きみの鳥はうたえる」と、佐藤泰志の原作を映画化してきた、函館の映画館シネマアイリス代表・菅原和博プロデュース作。佐藤泰志の没後30年作として製作された。精神に失調をきたし、治療のため函館の町を走り続ける男・工藤和雄を描く。和雄を3年ぶりの主演となる東出昌大が演じ、和雄の妻・純子役に奈緒、和雄の友人・佐久間研二役に大東駿介が顔をそろえる。監督は、「空の瞳とカタツムリ」などの斎藤久志が務めている。

 公開された特報映像では、函館の街のひたすらに走り続ける東出昌大和雄のほか、奈緒演じる妻・純子や大東駿介演じる和雄の友人・佐久間研二の姿も映し出される。ラストには「なんでこうなっちゃったんだろうね、私たち」という純子の声も聞くことができる。あわせて公開されたティザービジュアルでは、とらえどころのない表情で空を見上げている和雄の姿がメインに配置され、「聴こえてくる――静まらない心の震えが」のコピーが添えられている。また、タイトルロゴには原作者・佐藤泰志の自筆が使用されている。

函館の街を走り続ける東出昌大 とらえどころのない表情で空見上げる姿も 「草の響き」特報&ビジュアル

【作品情報】
草の響き
2021年10月8日(金)より新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷ほか全国順次公開
配給:コピアポア・フィルム、函館シネマアイリス
©HAKODATE CINEMA IRIS

  • 作品

草の響き

公開年 2021年
製作国 日本
監督  斎藤久志
出演  東出昌大、奈緒、大東駿介、Kaya、林裕太、三根有葵、利重剛、クノ真季子、室井滋
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