「海の底からモナムール」 監督が求めた”アジアンビューティー”三津谷葉子「日本ではなかなかない作品」とアピール

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「海の底からモナムール」 監督が求めた”アジアンビューティー”三津谷葉子「日本ではなかなかない作品」とアピール

 フランス人のロナン・ジル監督による日本人キャスト・全編日本語のホラー映画「海の底からモナムール」の初日舞台あいさつが4日に行われ、出演者の三津谷葉子さん(写真左)と杉野希妃さんが登壇。演じた役柄や作品について語った。

 主人公の彼女・カオリ役を演じた三津谷さん。”アジアンビューティー”の女優を探していたという監督から「カオリ役にぴったり」とキャスティングされた三津谷さんは、生前に愛した主人公を思い続ける幽霊・ミユキとは対照的な、「結婚がしたい、今風の大人な女の子」にしたいと言われたことを明かした。ミユキにストローで鼻血を吸われる衝撃的なシーンについては、性経験のないミユキが、大人のカオリの経験を吸い取るという監督の意図が込められていることを語り、「私の持っているものを吸い取るという表現がしたいと聞きました。かなり印象的で、他には見たことがない面白いシーンになっている」と太鼓判を押した。

 撮影場所となった広島が地元の杉野さんは、「撮影場所は地元に近いところだったんですが、広島の地元民もわからない、”こんな海岸あったんだ”というような場所での撮影だったんです。夜になるとロマンティックでありながら、薄気味悪い雰囲気が捉えられているのが新鮮でした。長崎に行った時も感じたんですけれど、広島は原爆の影響で、祈りの雰囲気もあって、フランス人ならではの視点ではないか」と指摘した。

 最後に三津谷さんは、「いろんな要素が含まれた日本ではなかなかない作品になっているので、そこを楽しんでいただけたらと思います」と、杉野さんは「何年も熟年された末の公開ですので、ぜひ気に入っていただけたら、広めていただけるとありがたいです」とメッセージを送り、初日舞台挨拶は終了した。

  「海の底からモナムール」は、10年前にイジメを苦にして崖から飛び降りたミユキが、タクマに「ただ愛されたい」という一心で、17歳のままの姿で幽霊となる。そして10年後、高校卒業後初めてタクマたちが島を訪れ…というストーリーの作品。監督を務めるのは、エリック・ロメール監督作品の音楽など多岐に渡って活躍するフランスのロナン・ジルさん。従来のホラー映画の幽霊とは違う、普通の少女と同じセーラー服を着た見た目で、性欲もある幽霊を生み出している。

海の底からモナムール
12月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにてロードショー
配給:アルミード
© Besoin d’Amour Film Partners

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