大黒摩季 酒井法子主演映画で主題歌 「碧いうさぎ」コーラスから25年 「未来とはやっぱり素敵なもの」

映画スクエア

 酒井法子主演の映画「空蝉(うつせみ)の森」(2021年2月5日劇場公開)に、主題歌「OK」を提供した大黒摩季のコメントが公開された。また、予告編も公開された。

 主題歌の選曲にあたって映画を見た大黒は、映画で描かれる酒井法子演じる結子の姿に「愛・運命という呪縛の中で、いっそ心など捨ててしまいたいと思う局面は、女性ならば一度は触れる境地だと思います」とコメント。「そんな結子を無償の愛で抱き締めてあげたい、一瞬でも憎しみの緊張感から解き放ってあげたい」と考えたことから、「希望感のもとにゴスペルという絶対的な声の包容力で痛んだ心を抱き締めてくれるこの楽曲を聞いて頂きました」と選曲の経緯を語っている。

 25年前に酒井のヒット曲「碧いうさぎ」のコーラスをしたことにも触れ、「お互いまだ夢という光輝くものしか見てなかった碧い頃…。四半世紀の時を経て再びご一緒するなんて、未来とはやっぱり素敵なものですね☆彡」と感慨を見せている。

 公開された予告編では、失踪していた3カ月間の記憶を失くした結子(酒井法子)や、警察に保護された結子を「別人」と言い張る夫・昭彦(斎藤歩)、退職直前の警部の假屋(柄本明)、結子の夫の精神カウンセラー(西岡徳馬)、失踪者を調べるのが趣味のフリージャーナリスト(金山一彦)らが登場。多くの謎を含んだ作品であることが描かれている。後半では、大黒摩季の主題歌「OK」も聞くことができる。

 空蝉(うつせみ)の森」は、2014年に撮影されていたものの、アクシデントによって製作から7年越しに公開される作品。監督は、「無垢の祈り」「私の奴隷になりなさい」の亀井亨が担当している。

■大黒摩季 コメント全文

「 ずっと 誰にも何も言えなくて。もう 何もなくて。 どこにもいる場所がなくて…。ごめんなさい…。 」この度、酒井法子さんの幻の作品と言われた映画『空蝉の森』の公開にあたって、昨年発表しました新曲「OK」を主題歌として選んでいただきました。お話を頂いたとき選曲する為に試写を見せて貰い、この台詞が胸に突き刺さりました。

まるで生きていてごめんなさい、と言わんばかりに何度も「ごめんなさい。」と謝るのが癖のような結子。泣けない雌蝉の様に孤独の扉の内側で密やかに燃える情念。愛・運命という呪縛の中で、いっそ心など捨ててしまいたいと思う局面は、女性ならば一度は触れる境地だと思います。そんな結子を無償の愛で抱き締めてあげたい、一瞬でも憎しみの緊張感から解き放ってあげたい、そう思い、映画の色に沿ったブルージー&Minorの楽曲もありましたが、あえて希望感のもとにゴスペルという絶対的な声の包容力で痛んだ心を抱き締めてくれるこの楽曲を聞いて頂きました。

そしてふと、25年前に酒井さんのヒット曲「碧いうさぎ」のコーラスをやらせていただいたことを思い出しました。お互いまだ夢という光輝くものしか見てなかった碧い頃…。四半世紀の時を経て再びご一緒するなんて、未来とはやっぱり素敵なものですね☆彡。
悲しみの果てに見える微かな願いと希望を感じ取り、自分を取り巻く幸せに気づける奥深く静美な作品です。公開を楽しみにしています。

大黒摩季 酒井法子主演映画で主題歌 「碧いうさぎ」コーラスから25年 「未来とはやっぱり素敵なもの」

空蝉の森
2月5日(金)よりアップリンク渋谷にて他全国順次公開
配給:NBI
(c)「空蝉の森」製作委員会 NBI

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