「翔んで埼玉」続編製作決定 GACKT「不安しかありません」 壮大な茶番劇再び 2022年公開

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「翔んで埼玉」続編製作決定 GACKT「不安しかありません」 壮大な茶番劇再び 2022年公開

 2019年に劇場公開され、大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」の続編が製作される。2022年に劇場公開される予定。前作と同じ監督・武内英樹=脚本・徳永友一のタッグと、前作に引き続き出演するGACKTと二階堂ふみが、前作を越えた”日本最高峰の茶番”を目指す。

 魔夜峰央の漫画原作を、GACKTと二階堂ふみのダブル主演で実写映画化した「翔んで埼玉」は、埼玉を徹底的にディスるという内容で大きな話題を呼び、興行収入は37.6億円を記録。県別の興行収入シェアでは23%を埼玉県が占めた。日本アカデミー賞では、監督賞、脚本賞、編集賞で最優秀賞を獲得するなど合計12部門で受賞を果たした。さらに、第21回ウディネ・ファーイースト映画祭で観客賞を受賞したほか、海外の映画祭でも評価を受けた。また、地上波での初テレビ放送では、平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、Twitterの世界トレンドで1位にランクインした。

 続編「翔んで埼玉Ⅱ(仮題)」のプロデューサーを務めるのは、前作から引き続いて若松央樹。「前作の公開中、埼玉の皆様から“もっとディスっても大丈夫!”、他県の皆様には“自分たちの地元もいじって欲しい!”といった熱い反響が多数寄せられ、続編の話が持ち上がった」「前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で“続きを作ってみてはどうか”という話が自然と出るようになりました。その内容が思いの外盛り上がり、続編を制作することになりました」と、続編製作決定の経緯を明かしている。

 前作に引き続き麻実麗を演じるGACKTは「不安しかありません」と微妙なコメント。原作者の魔夜峰央は、「改めて言うが、正気か。」と困惑を言葉にしている。一方、壇ノ浦百美役を続投する二階堂ふみは「真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です」と喜びをあらわにしている。

【コメント】

■原作者 魔夜峰央】
改めて言うが、正気かおまえら

■武内英樹監督
「翔んで埼玉」続編が遂に始動します。
前作では思いっきり(愛を込めて)ディスっていたにも関わらず、埼玉の皆さんが
心から映画を楽しんでくださり、改めてその埼玉愛に驚かされました。
続編だからこそできる、壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています。
GACKTさん、二階堂ふみさんや、信頼できるスタッフ、そして新しい仲間(?)と共に
全力で作品を作ってまいります。是非、ご期待ください。

■フジテレビプロデューサー 若松央樹
前作の公開中、埼玉の皆様には「もっとディスっても大丈夫!」という声や、
他県の皆様には「埼玉がうらやましい」「自分たちの地元もいじって欲しい!」「翔んで〇〇もやってほしい!」など、ありがたい反響をたくさんいただきました。
「翔んで埼玉」自体は、前作も原作にはないストーリーを多分に描いておりましたし、作品としては、
前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で「続きを作ってみてはどうか」という話が自然と出るようになりました。その内容が思いの外盛り上がり、続編を制作することになりました。埼玉の皆様に支えていただき、前作はありがたいことに大ヒットすることが出来ました。続編では更にパワーアップした、我々なりの愛あるディスりで、埼玉の魅力を全国に届けてゆきたいと思っています。再びとはなりますが、何卒寛大な心で受け止めていただければと思っております。

■麻実麗役 GACKT
再びこの、いい意味でくだらない最高のエンターテインメントに関われると思うと、今から、、、、不安しかありません。
前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの?完全に壊れてます。。。そしてGACKTがまた高校生を演じるのか…、ダメでしょ?
疑問は多く残りますが、前作でもご一緒した武内監督やふみちゃんがいれば、良い作品が作れると信じて、、、
いや、むしろ、すべてお任せするしか、ありません。
壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です。。。

■壇ノ浦百美役 二階堂ふみ
パート2を作ってみせる!と現場で肩をぐるぐる回しながら仰っていた武内監督。
まさかこの映画がヒットするとは。まさかこの映画が日本アカデミー賞にノミネートされるとは。
パンクで誠実な物作りをされる武内監督、そして派手に踊らせる若松プロデューサー。
真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。
パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。
よろしくお願い致します。

【作品情報】
翔んで埼玉Ⅱ(仮題)
2022年公開予定
©2022映画「翔んで埼玉」製作委員会

作品一覧