ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソン 「殺人の追憶」から16年ぶり共演 「王の願い」メイキング

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 6月25日より劇場公開される、ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じる史劇映画「王の願い ハングルの始まり」から、キャストや監督のインタビューと文化遺産の寺院などの貴重な建造物で行われた撮影のメイキング映像を収めた、特別映像が公開された。

 世宗王を演じたソン・ガンホは「俳優として光栄でした。説得力のある演技をしなければならないと思い、慎重になりましたね」と、偉大な王として韓国で最も敬愛されている世宗王を演じたプレッシャーを語っている。シンミ和尚を演じたパク・ヘイルは、「表音文字に詳しい和尚役だったので、役作りのために僧侶と一緒に生活をしました」「サンスクリット語のセリフがあると聞き途方に暮れました」と役作りの裏側を明かしている。チョ・チョルヒョン監督は、「抑揚までメモしたうえで再現する姿を見て驚きました。単なるマネではなく、自分のものとして消化してセリフを言うんです」と、パク・ヘイルの高い演技力を称賛している。

 ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソンの3人は、「殺人の追憶」以来16年振りの共演となった。チョン・ミソンは「頼れる人たちですし息が合います」と語り、パク・ヘイルは「撮影が楽しかったです」と振り返っている。監督も「同じ感覚を共有できるようになり、幸せを感じました」と話しており、笑顔の絶えない息の合った撮影現場の様子がメイキング映像として収められている。

 「王の願い ハングルの始まり」は、一部の上流階級層だけが特権として中国の漢字を使用している状況をもどかしく思い、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意した朝鮮第4代国王・世宗の物語。世宗王を演じるのは、「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホ。王に反発心を抱きながらもやがて支え合うシンミ和尚に扮するのはパク・ヘイル。本作が遺作となったチョン・ミソンが王后役として出演している。「王の運命 -歴史を変えた八日間-」の脚本で多くの賞に輝いたチョ・チョルヒョンが、本作で監督デビューを果たしている。

ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソン 「殺人の追憶」から16年ぶり共演 「王の願い」メイキング

【作品情報】
王の願い ハングルの始まり
2021年6月25日(金)より、シネマート新宿 ほか全国順次公開
配給:ハーク
© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.

  • 作品

王の願い ハングルの始まり

公開年 2019年
製作国 韓国
監督  チョ・チョルヒョン
出演  ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソン、キム・ジュンハン、チャ・レヒョン、タン・ジュンサン
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