山科圭太、金子鈴幸、藤田直哉監督 初日を迎えられたことに感謝 映画「stay」初日舞台挨拶

映画スクエア

山科圭太、金子鈴幸、藤田直哉監督 初日を迎えられたことに感謝 映画「stay」初日舞台挨拶
(左から):金子鈴幸、山科圭太、藤田直哉監督

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の短編部門で優秀作品賞を受賞した映画「stay」の初日舞台挨拶が、23日にアップリンク渋谷で実施され、出演の山科圭太、脚本・出演の金子鈴幸、藤田直哉監督が登壇した。

 舞台挨拶は「こういう時期に初日を迎えられて、お客さんに見ていただけて、皆さんに感謝しています」と、3人とも口をそろえて感謝の言葉から始まった。観客と一緒に、5月20日に閉館が決まったアップリンク渋谷のスクリーンで鑑賞した藤田監督は、「シネスコで撮って良かったと思います。昨年のSKIPシティ(国際映画祭)では(コロナ禍の中での開催で)パソコンでしか見れなかったのが、劇場の空間で見ることによって、良く見えたと思います」と、映画館のスクリーンでの上映に手応えを見せていた。

 脚本も担当した金子によると、「最初の稿は、犯罪を犯して逃亡してきた人を追跡してくる人がいるというSFだったけれど、面白いことをやるためにリアリティをそぎ落とすのはやめよう」と、今の形になったことを明かした。

 最後に山科は、「これから公開が続いていくので、ご感想をお知り合いに言っていただければと思います。いろいろと思われることがあるかと思いますが、この映画について話したり考えたりしていただければ嬉しいです」とのメッセージを送った。

 「stay」は、山奥にたたずむ一軒の古民家は誰でも出入りができて誰の場所でもない「自由」な家を舞台に、わずかなズレが、気遣いとなり、役割となり、ストレスとなり、やがて「不自由」へとつながっていく様子を描き、「人と共に生きる」ことの意味を問う作品となっている。監督を務めるのは、初劇場公開作となる藤田直哉。脚本は、山本政志監督作「脳天パラダイス」を手掛けた金子鈴幸が担当している。東京国際映画祭正式出品作「あの日々の話」の山科圭太が主演し、「猿楽町で会いましょう」に主演している石川瑠華も出演している。

【作品情報】
stay
2021年4月23日(金)よりアップリンク渋谷ほかにて公開
配給:アルミード
©東京藝術大学大学院映像研究科

  • 作品

stay

公開年 2019年
製作国 日本
監督  藤田直哉
出演  山科圭太 石川瑠華 菟田高城 遠藤祐美、山岸健太 長野こうへい 金子鈴幸
作品一覧