イラン映画「ウォーデン 消えた死刑囚」 1人の消えた死刑囚の謎を描く社会派ミステリー 予告編公開

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イラン映画「ウォーデン 消えた死刑囚」 1人の消えた死刑囚の謎を描く社会派ミステリー 予告編公開

 

 1人の消えた死刑囚の謎を描くイラン映画「ウォーデン 消えた死刑囚」の予告編が公開された。
 

「ウォーデン 消えた死刑囚」は、イスラム革命前の1966年、イラン南部の刑務所を舞台に、1人の消えた死刑囚の謎を描く社会派ミステリー。イラン映画「ジャスト6. 5 闘いの証」で2019年の東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したナヴィッド・モハマドザデーが刑務所所長を、人気女優パリナーズ・イザドヤールが死刑囚を担当していたソーシャルワーカーを演じている。
 

 予告編は、静かな死刑台の映像から始まり、消えた死刑囚の捜索の様子などが描かれる。さらに、追いつめられていく刑務所の所長や、囚人に寄り添う女性のソーシャルワーカーなどを通じて、正義や良心について描かれた作品であることが表現されている。また、1950年代から60年代にイランポップスに多大な影響を与えた、”イランのエルビス・プレスリー”と言われるヴィーゲンの曲「Cry of Waiting」が使われている。
 

 「ウォーデン 消えた死刑囚」は、2021年1月公開。イラン映画「ジャスト6. 5 闘いの証」と同時公開される。
 

 


■あらすじ
1966年、イスラム革命前のイラン南部にある刑務所。新空港建設のため立ち退くことになり、所長のヤヘド少佐は、囚人たちを新しい刑務所へ移送する任務を背負うことになった。無事任務を果たせば大きな出世を約束されていて、それは彼にとって難しいことではないと思われた。ところが一人の死刑囚が行方不明との報告が届く。所外への脱走はあり得ないと判断した少佐は所内の徹底した捜索を決意する。事情を聴くために死刑囚を担当していたソーシャルワーカーを呼び寄せるが、美しく聡明な彼女に以前から少佐は惹かれていた。正義とは何か、良心とは? キャリアだけを追いかけてきた少佐はおそらく初めてその問いに直面する…。
 

ウォーデン 消えた死刑囚
2021年1月 新宿K’s cinema他にて全国順次公開
配給:オンリー・ハーツ
©Iranian Independents

作品一覧