4月16日より映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」で配信される、「野蛮人として歴史に名を残しても構わない」の、予告編が公開された。
「野蛮人として歴史に名を残しても構わない」は、”ルーマニアの鬼才”ラドゥ・ジューデ監督による日本未公開作。1941年8月に現在のウクライナ南部に位置するオデッサで起きたルーマニア軍による市民の虐殺という題材を、ルーマニアの負の歴史を再構築しようとする演出家マリアーナの視点でえぐり出す。タイトルは、第二次世界大戦中のルーマニアの国家指導者アントネスク元帥が、1941年7月8日の閣僚評議会で実際に述べたとされる言葉からの引用されている。
ラドゥ・ジューデ監督作は、ルーマニアの監督・脚本家。パンデミック下であぶり出される人間の性を描き、第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「アンラッキー・セックスあるいはいかれたポルノ」の公開が4月23日に控えている。また、19世紀初頭のルーマニアを舞台にロマに対する差別を批判した「アーフェリム!」は、現在JAIHOで配信されている。