玉山鉄二、人生を見つめ直すフォトグラファーに 深川麻衣も 「今はちょっと、ついてないだけ」キャスト

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玉山鉄二、人生を見つめ直すフォトグラファーに 深川麻衣も 「今はちょっと、ついてないだけ」キャスト

 俳優の玉山鉄二と女優の深川麻衣が、伊吹有喜の同名小説を映画化する「今はちょっと、ついてないだけ」に出演することが発表された。撮影は、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の製作協力により、今年9月にスタート。2022年春の劇場公開と予定している。

 「今はちょっと、ついてないだけ」は、40代を迎えたフォトグラファーが、上京して住み始めたシェアハウスの住民たちと過ごす中で、「心より欲しているものは何か」を見つめなおそうとする姿を描いた作品。30代から40代の人生模様を描き、これまで過ごしてきた時間を振り返りながら、苦しみも哀しみも引き受けてこの先を生きる勇気を与える物語となっている。

 NHK連続テレビ小説「マッサン」などで知られる玉山鉄二は、かつてスター・カメラマンだった主人公・立花浩樹を演じる。乃木坂46卒業後は女優として活躍を続ける深川麻衣は、人付き合いが下手で美容サロンをリストラされる美容師を演じる。

 玉山鉄二は「今、こういう社会だからこそ、セカンドチャンス、人生の敗者復活戦があっても良いと思います。観ていただいた方々から『少し肩の荷がおりた』と言っていただけるような作品になればと思います」と、意気込みをコメントしている。深川麻衣は、「過去を見て見ぬふりをしたり、無かったことにして前に進むのではなく、本当の意味で今までの自分を受け入れて、人生を歩んでいく勇気をそっと分けてくれるような、そんなあたたかいお話です。皆さまの人生にそっと寄り添えるような映画になりますように」と、本作に思いを寄せている。

 監督・脚本を務めるのは、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」などの柴山健次。原作で、主人公にさりげなくかけられた母からの言葉である「今はちょっと、ついてないだけ。そのうちいい運がやってくるよ」に心が震えたと語り、「この物語の登場人物たちは人づきあいが下手だったり、時代についていけなかったりと、うまくいかない人生に対して、『どこで判断を誤ってしまったのだろう?』、『⾃分の望んで来た幸せはこれだったのか?』という思いに苛まれている。しかし、この言葉によって、これまでの時間は肯定され、次の⼀歩を踏み出す勇気を得ることになるのではないだろうか」と思いを語っている。

【作品情報】
今はちょっと、ついてないだけ
2022年春、 全国順次ロードショー
配給:ギャガ
©2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会

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